2016年3月31日木曜日

「準備(段階)で」って英語でなんて言う?

※ 〜の準備(段階)   in the run-up to

【例文】
In the run-up to the big event, the marketers are concentrating on information-gathering activities.
その大イベントの準備で、マーケティング担当者らは情報収集活動に専念している。


【ネイティブスピーカーの発音】

【だいじな表現】
marketer マーケティング担当者
concentrate on〜に集中する 〜に専念する
information-gathering activity 情報収集活動

【かいせつ】
in the run-up-to~で、「~の準備段階で」という意味です。

run up to~は、もともと、「~に達する、駆け上がる、走り寄る」など、何かに向かって突き進んでいることを示す表現です。

eventは、ここでは、「イベント、行事」の意味です。
また、「事件・出来事」などの意味で使うこともあります。
ほかに同じような意味を示す英単語には、affair, case, happening, incidentなどがあります。
また、明らかに「事故」の場合には、accidentが使われます。

marketerは、「マーケティング担当者」。そのままカタカナで「マーケター」ということもあります。

concentrate on〜は、「~に集中する・専念する」。focus on~と言う場合もあります。
ここでは、「be+~ing」という現在進行形になっていますので、厳密に訳すと「~に専念しているところである」となります。

information-gathering activityは、「情報収集活動」

gatheringは、人や物を集めたり、まとめたりすることを指します。
ちなみに身体にできる、腫瘍(しゅよう)や腫物、できものをgatheringということもあります。

なお、intelligence activity となると、「諜報(ちょうほう)活動≒espionage(スパイ活動)」という意味になるので、要注意ですね。

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2016年3月29日火曜日

「背を向ける」って英語でなんて言う?

※ 〜に背を向ける turn one's back on

【例文】
The new leader should not turn his back on the hot potato.
新リーダーは、その難題に背を向けるべきではない。

【ネイティブスピーカーの発音】


【だいじな表現】
hot potato =難題、厄介な問題


【かいせつ】
new leaderは、「新リーダー」。
leaderは、lead(導く)人、つまり「リーダー・指導者」などの意味です。leaderには「(顧客などを)導くもの」という意味があることから、「目玉商品(loss leader)」の意味で使われることもあります。
leaderと綴りが似た単語にreaderがあります。これは、「読者・読書家」の意味です。また、readerには「読み取り機・読み取り機能」の意味もあります。
なお、leadership「リーダーシップ」と綴りがよく似た言葉にreadershipがあります。これは、「読者層・読者数」という意味です。

shouldは、義務を示す助動詞で「~すべきである」という意味です。
turn ones back on~で、「~に背を向ける」。 show ones back to~なども使われます。人に背を向ける場合は、give a backなどの表現があります。

hot potatoは、ここでは「熱い芋」・・・ではなく・・・、「厄介な問題・難題」という意味です! 焼きたての芋って熱くて扱いにくいですからね(笑) 
同様の意味の表現として、a hard (tough)nut to crackもあります。nutは「木の実」、crackは、「割れる・ヒビが入る」などの意味です。

「問題」といえば、issue, problem, questionなどがあります。
ちなみに、解決の道筋が見つからないような「難問」「謎=enigma」は、conundrumと言いますよ。

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2016年3月25日金曜日

「暗い影を落とす」って英語でなんて言う?

※ 〜に暗い影を落とす    cast a pall over

【例文】
A sharp yen's hike will cast a pall over the current Japan's economic lull, and teeter, crimp and hobble its economic recovery.
急激な円高は、現在、小康状態にある日本経済に暗い影を落とし、その景気回復を揺るがし、妨げ、足かせとなるだろう。

【ネイティブスピーカーの発音】

【だいじな表現】
yen's hike 円高
pall 暗い雲
lull 小康状態
teeter ぐらつかせる  揺るがす
crimp 妨げる 妨害する
hobble 足かせ(となる)

【かいせつ】
yens hikeは、「円高」。sharpがついているので「急激な円高」となります。
円高とは、外国通貨に対して日本円の価値が上がることです。
たとえば、1ドル=90円と1ドル=100円を比べた場合、1ドル=90円のほうが円高です。

円高の反対は円安で、英語では、weaker yenなどと表現できます。「弱い円」という意味ですね。円安や円高の英語表現はいろいろありますので、書いておきます。

円高:high yen, rising yen, strong yen, yens hike など
円安:cheap yen, lower yen, weak yen, yens decline, yens fallなど

ちなみに、yenは、「円」のことですが、発音は、「イェン」ですよ。


willは、未来を示す助動詞で「~だろう」などと訳します。この後に出てくる動詞すべて
cast, teeter, crimp, hobble)にかかっています。

cast a pall over~は、「~に暗い影を落とす」。
dark clouds loom over, cast a shadow over~も同じような意味です。pall とは、「暗い雲」あるいはcoffin(棺:ひつぎ)や棺衣(かけぎ:棺をおおう布)という意味です。
また、cast a chill over~やthrow cold water on~は、「~に冷水を浴びせる」、さらにkeep (put) a damper on~で、「~に水を差す」という表現もありますよ。

the current Japans economic lullは、直訳すると「現在の日本経済の小康状態」ですが、日本語としてわかりづらいので、「現在、小康状態にある日本経済」と訳しています。

teeterは、「ぐらつかせる・揺るがす」。アメリカ英語では、「シーソーに乗る」という意味もあります。「シーソー」という名詞は、teeter(-totter)、またはseesaw

なお、「ぐらつかせる」を表す言葉として最も頻繁に使われる単語は、shakeです。shake the foundation of~や、shaketo ones (very)foundationは、「~を根底から揺るがす」という意味です。cf. shockto the core「~の根幹を揺るがす」
crimpは「妨げる・妨害する」。もとは、しわやひだを作るという意味です。

「妨げる」の類語としては、deter, forestall, hamper, hinder, hobble, impede, preventなどがあります。

hobbleは、「足かせ(となる)」「妨害する」という意味です。「足を引きずって歩く」や「よろよろ歩く」もhobbleと言います。
「足かせ」「桎梏(しっこく)」を表す名詞としては、fettersshackles がよく使われています。

なお、「足が不自由な」を表す単語としては、lameがあります。
cf. lame duck 「足が不自由なアヒル」→「レイムダック」「死に体」

its economic recoveryは、「(日本の)景気回復」。


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2016年3月24日木曜日

「お膳立てをする」って英語でなんて言う?

※ 〜のお膳立てをする   set the stage for

【例文】
At first, the BOJ set the stage for the promotion of Abenomics.
まず日銀がアベノミクス推進のお膳立てをした。

【ネイティブスピーカーの発音】

【だいじな表現】
at first 最初に まず at last 最後に ついに  とうとう  結局
promotion 促進  推進
Abenomics  (Abeeconomics) 

【かいせつ】
at firstは、「まず初めに」という意味です。
その他、at the beginning, firstly, initiallyなども「初めに」という意味です。
また、「何よりもまず」という場合は、first and foremostという英語表現があります。

BOJは、Bank Of Japanの略で、日本銀行のことです。ニュースでは、「日銀」ということが多いです。
日本銀行は、日本の中央銀行の役割を持っています。中央銀行については【おまけ】で詳しくお話します。

set the stageは、「おぜん立てをする」。setは、「設定する・設置する」。そのままカタカナで「セットする」という場合もありますね。
stageは、「ステージ・舞台」などの意味です。
「ステージを設定する」ということで「おぜん立てをする」という意味になるわけです。

ちなみにstageは、病気の段階を示すときにも使われます。
例)stage III colon cancer(ステージ3の大腸がん)

promotionは、「推進・促進」の意味です。sales promotionといえば、「販売促進」の意味ですね。
また、推進の意味の英語表現には、propulsionがあります。

Abenomicsは、安倍政権の経済政策「アベノミクス」をさします。安倍晋三首相の「安倍」とeconomics-micsをくっつけた造語です。
アベノミクスは、「第1の矢(大胆な金融政策)」「第2の矢(機動的な財政政策)」「第3の矢(民間投資を喚起する成長戦略)」の3本の矢で構成されています。
 これまでにも、米国のレーガン政権の「レーガノミクス」、同じく米国のクリントン政権の「クリントノミクス」などが知られています。

【おまけ】

日銀は、日本の中央銀行(国内の銀行をとりまとめる銀行)ですが、もちろん、海外にも中央銀行はあります。簡単にまとめましたので、参考にしてください。



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2016年3月21日月曜日

「受話器」って英語でなんて言う?

※ 受話器・携帯電話(機):handset

【例文】
The authority should oblige mobile phone carriers to remove SIM locks from handsets.
当局は携帯会社に携帯電話(機)からSIMロックを外すことを義務付けるべきだ。

【だいじな表現】
oblige A to  Aに~することを義務付ける
mobile phone carrier 携帯会社
SIM: subscriber identity module 加入者識別モジュール
lock 鍵をかけること・制約を設けること

【ネイティブスピーカーの発音】

【かいせつ】
authorityは権威を示す言葉で、ここでは、行政機関や官庁などの「当局(最高責任を担う担当の部局)」を意味する言葉です。

shouldは「~すべきである」という意味の義務を示す助動詞です。ought to も同様の意味で使われます。
また、mustは「~しなければならない」という強制の意味の助動詞です。have toも同じように使われます。
had better「~した方がよい」も義務にかかわる助動詞ですが、その強度は、must(have to)>had better>should(ought to)という序列になります。
ちなみにhad better は、日本語ではやや弱い感じがするかもしれませんが、英語では「~した方がよい(さもないと困るぞ)」という強いニュアンスがあるので要注意です。

oblige A to ~で「Aに~することを義務付ける・余儀なくさせる」。
また、「~する義務がある」という場合は、be duty-bound to , be obliged to, had better, ought to, shouldなどが使われます。
mobile phone carrierは「携帯電話会社・携帯電話業者」です。
mobile phoneは「携帯電話」です。mobileは、もともと「動かしやすい」という意味です。ちなみに、「携帯電話」を示す英語表現としては、ほかにcellular phone, portable telephoneなどがあります。

carrierは、もともと「運ぶ人」という意味で、「運搬業者」のほか、「通信業者」「航空会社」なども表します。例えばLCCLow Cost Carrier:格安航空会社)と言いますね。

ちなみに、carrierと綴りも発音も似た単語にcareerがあります。これは、職業経験、職務能力、あるいは経歴のことです。混同しないようにしましょう。

removeは「外す・離す」の意味です。get rid of~、do away with~にも同様の意味があります。
ちなみに、remove ones eyes from~で、「~から目をそらす(話す)」となります。

SIMとは、subscriber identity moduleの略で、「加入者識別モジュール」のことです。携帯電話に差し込んで使うSIMカードには、小型のICカードで、電話番号など、利用者を識別するための情報が記録されています。

本来は、SIMカードを携帯電話に差し込めば通信ができるはずですが、一般には、SIM lockSIMロック」がかけられていて、例えばソフトバンクから受け取ったSIMカードをNTTドコモの携帯電話に差し込んでも使うことができません。

lockは、「鍵をかけること」という意味がよく知られていますが、「制約を設けること」という場合も使います。つまり、SIMロックによって、加入者は使える携帯電話が制約されているというわけです。

ところで、lock と発音が似た言葉に、rockがありますね。これは「岩」という意味ですが、動詞で「揺らす」という意味もあります。rocking chairを思い浮かべるとイメージしやすいかもですね。ちなみに、音楽のロックは、rock 'n' rollですので、間違えないように気を付けてくださいね。

handsetは、一般に「電話の受話器」を指しますが、「携帯電話」という意味でも使われます。また、手を使わずに操作したり、通話ができることは、hands-freeと言います。
例)hands-free telephone system「ハンズフリー電話装置」

ちなみに、headset「ヘッドセット」とは、マイクが付いたヘッドホンのことです。

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2016年3月14日月曜日

「ブレない」って英語でなんて言う?

※ ブレない   unwavering

【例文】
The new leader should express his unwavering and unflagging resolution.
新リーダーは、ブレることのない不退転の決意を表明すべきだ。

【ネイティブスピーカーの発音】


【だいじな表現】
unwavering ブレない
unflagging:衰えることのない・揺るぎない・不退転の
resolution:決意

【かいせつ】
new leaderは、「新リーダー」。
leaderは、lead(導く)人、つまり「リーダー・指導者」などの意味です。
leaderは「目玉商品(loss leader)」の意味で使われることもあります。
leaderと綴りが似た単語にreaderがあります。これは、「読者・読書家」の意味です。また、readerには「読み取り機・読み取り機能」の意味もあります。
なお、leadership「リーダーシップ」と綴りがよく似た言葉にreadershipがあります。これは、「読者層・読者数」という意味です。

shouldは、義務を示す助動詞で「~すべきである」という意味です。

expressは、「表明する・表現する・示す」。
類似表現としては、display, exhibit, illustrate, indicate, reveal, show, suggestなどがあります。また、「発表する」の英語表現には、disclose, give out ,make public, present, publish, releaseなどがあります。

unwaveringは「揺るぎない」。類似表現に、steadfast, stiff, firmなどがあります。
unflaggingは、「衰えることのない、不退転の」。ちなみに不退転(ふたいてん)とは、固い信念を持ち、何事にも屈しないことです。

resolutionは「決意」という意味です。

unwaveringunflaggingresolutionを修飾していますので、his unwavering and unflagging resolutionは、「(新リーダーの)ブレることのない不退転の決意」となります。


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2016年3月11日金曜日

「自己中心的な」って英語でなんて言う?

※自己中心的な(自己中な):self-centered

【例文】
The company's self-centered attitude may have provoked the local consumers' wrath.
その会社の自己中心的な態度が、地元消費者の怒りをかったのかもしれない。

【ネイティブスピーカーの発音】
下記の赤いマークをクリックすると、ネイティブスピーカーの発音が聞けます。

【だいじな表現】
provoke wrath 怒りを買う
consumer 消費者  cf. customer 顧客

【かいせつ】
self-centeredは、「自己中心的な」。現代風に言えば「ジコチュー(自己中)」ですね。
その他、利己的なという意味の英語表現には、self-serving, egoistic, egocentricなどがあります。反対に「利他的な」は、altruistic

attitudeは、感情面での「姿勢」や「態度」「考え方」などの意味です。
ちなみに、身体的な「姿勢」を示す場合は、postureを使います。
精神的な姿勢の場合は、stanceがよく使われます。

mayは、推量を表す助動詞で「~かもしれない」「~しかねない」「~することもある」などと訳されます。

provokeは、「引き起こす・招く・誘発する」などの意味です。
ここでは、後に出てくるwrath(激しい怒り)と呼応して「怒りを買う」という意味になります。さらに、may have provoked~と、have+過去分詞の形になっていますので、「怒りを買ったかもしれない」となります。

また、provokeだけでも「怒らせる」という意味で使われます。
例)He provoked the cat.(彼は、その猫を怒らせた)。

localは、「地方の、地元の」、consumerは「消費者」、wrathは、「激しい怒り」です。

「怒り」を示す表現には、wrath以外にanger, indignation, rage, resentmentなどがあります。

ところで「客」に関してですが、日本語では、店の客も乗客も「客」と呼ばれることが多いのに対して、英語では、それぞれ別の表現を用いて明確に区別するのが普通です。

client(依頼客)、consumer(消費者) customer(顧客)guest(招待客)lodger(宿泊客、下宿人)passenger(乗客)visitor(=caller:訪問客)などです。
それから、見込み客は、potential customer, prospectiveなどと言います。
ちなみに、CScustomer satisfaction)は、「顧客満足」という意味です。 


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