※ 受話器・携帯電話(機):handset
【例文】
The
authority should oblige mobile phone carriers to remove SIM locks from
handsets.
当局は携帯会社に携帯電話(機)からSIMロックを外すことを義務付けるべきだ。
【だいじな表現】
oblige
A to~ Aに~することを義務付ける
mobile
phone carrier 携帯会社
SIM:
subscriber identity module 加入者識別モジュール
lock
鍵をかけること・制約を設けること
【ネイティブスピーカーの発音】
【かいせつ】
authorityは権威を示す言葉で、ここでは、行政機関や官庁などの「当局(最高責任を担う担当の部局)」を意味する言葉です。
shouldは「~すべきである」という意味の義務を示す助動詞です。ought to も同様の意味で使われます。
また、mustは「~しなければならない」という強制の意味の助動詞です。have toも同じように使われます。
had
better「~した方がよい」も義務にかかわる助動詞ですが、その強度は、must(have
to)>had better>should(ought to)という序列になります。
ちなみにhad better は、日本語ではやや弱い感じがするかもしれませんが、英語では「~した方がよい(さもないと困るぞ)」という強いニュアンスがあるので要注意です。
oblige
A to ~で「Aに~することを義務付ける・余儀なくさせる」。
また、「~する義務がある」という場合は、be duty-bound to , be obliged to, had better, ought to, shouldなどが使われます。
mobile
phone carrierは「携帯電話会社・携帯電話業者」です。
mobile
phoneは「携帯電話」です。mobileは、もともと「動かしやすい」という意味です。ちなみに、「携帯電話」を示す英語表現としては、ほかにcellular phone, portable telephoneなどがあります。
carrierは、もともと「運ぶ人」という意味で、「運搬業者」のほか、「通信業者」「航空会社」なども表します。例えばLCC(Low Cost Carrier:格安航空会社)と言いますね。
ちなみに、carrierと綴りも発音も似た単語にcareerがあります。これは、職業経験、職務能力、あるいは経歴のことです。混同しないようにしましょう。
removeは「外す・離す」の意味です。get rid of~、do away with~にも同様の意味があります。
ちなみに、remove one’s eyes from~で、「~から目をそらす(話す)」となります。
SIMとは、subscriber identity moduleの略で、「加入者識別モジュール」のことです。携帯電話に差し込んで使うSIMカードには、小型のICカードで、電話番号など、利用者を識別するための情報が記録されています。
本来は、SIMカードを携帯電話に差し込めば通信ができるはずですが、一般には、SIM lock「SIMロック」がかけられていて、例えばソフトバンクから受け取ったSIMカードをNTTドコモの携帯電話に差し込んでも使うことができません。
lockは、「鍵をかけること」という意味がよく知られていますが、「制約を設けること」という場合も使います。つまり、SIMロックによって、加入者は使える携帯電話が制約されているというわけです。
ところで、lock と発音が似た言葉に、rockがありますね。これは「岩」という意味ですが、動詞で「揺らす」という意味もあります。rocking chairを思い浮かべるとイメージしやすいかもですね。ちなみに、音楽のロックは、rock 'n' rollですので、間違えないように気を付けてくださいね。
handsetは、一般に「電話の受話器」を指しますが、「携帯電話」という意味でも使われます。また、手を使わずに操作したり、通話ができることは、hands-freeと言います。
例)hands-free telephone system「ハンズフリー電話装置」
ちなみに、headset「ヘッドセット」とは、マイクが付いたヘッドホンのことです。
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