2018年6月12日火曜日

ネットマーケティングを牽引する「インスタ映え」とは?

注目度急上昇の「インスタグラム」


最近、「インスタグラム」の注目度が急上昇している。インスタグラムは、スマートフォン等で撮影した画像や短時間の動画を共有するための画像に特化したSNSである。日本国内でのインスタグラムの月間利用者数(2017年10月)は2000万人となっている。

そうした背景により、注目されるようになったのが「インスタ映え」である。これは、端的に言えば、「インスタグラムで見映えすること」を指す。






「インスタ映え」が注目される背景


SNSと言えばフェイスブックが有名だが、最近は若者の利用者が減少しており、それに代わって10代~20代を中心にインスタグラムをメインで利用する人が増えている。

特に若い女性には人気が高く、おしゃれなものや場所を見つけては「インスタ映え」する写真を投稿する行為を習慣化する人も少なくない。

「インスタ映え」を戦略に取り入れる企業も増えている。旅行大手のエイチ・アイ・エスは、女性が旅先で撮影した写真を投稿する公式インスタグラムアカウント「タビジョ」を開設し、20代~30代女性を中心に人気となっている。

レディースファッション水着大手のAi(旧三愛)でも、スタイルが良くみえるデザインの水着を前面に打ち出し、「インスタ映えしますよ」が効果的なセールストークとなっている。


「インスタ映え」まとめ

インスタグラムは、画像・動画がメインで文章は付け足し程度である。そのため、文章が苦手な人も手軽に投稿できるので、今後も若者を中心に利用が伸びていくことが予測される。また、特に10代~20代の女性は、ビジュアルを重視する傾向が高いため、「インスタ映え」戦略の効果が期待される。

これまで若者をターゲットとする多くの企業がフェイスブックやユーチューブを中心的にネットマーケティングを展開してきたが、今後はインスタグラムを中核に組み入れた戦略の練り直しに迫られることだろう。