※
膨張する balloon
【例文】
The operating cost of the company will continue to balloon.
その会社の運転コストは膨張し続けるだろう。
【だいじな表現】
operating cost 運転コスト
continue to~し続ける
【ネイティブスピーカーの発音】
【ネイティブスピーカーの発音】
【かいせつ】
①
The
operating cost of the company:その会社の運転コストは
operating costは、「運転コスト」。これは、文字通り会社を運営していくためのコストです。また、企業の運営や機械の維持などのコストはrunning cost(運営費・ランニングコスト)とも言います。
なお、operating profitと言えば、「営業利益」。これは、本業での売上から、まず売上原価(cost of goods sold: COGS)を差し引いて売上総利益(Gross profit)を算出し、そこからさらに営業にかかったコスト、つまり販売費及び一般管理費(selling, general and administrative expenses: SGA)などを差し引いて算出します。
そして営業利益から本業以外からの収益や損失である営業外損益(non-operating profit/loss)を加減して経常利益(ordinary profit)を算出します。より正確に言えば、営業損益と営業外損益を加減したものが経常損益(ordinary profit/loss)となるわけです。
さらに、経常損益をベースとして臨時に発生した利益や損失である特別損益(extraordinary profit/loss)を調整した残りが税引前当期利益(Net
profit before tax)となり、そこから法人税等(Income taxes)を差し引いて当期純損益(net profit/loss)となります。
ついでに言うと、売上が伸びても伸びなくても固定的にかかる費用は固定費(fixed cost)、売り上げの増減に合わせて変動する費用は変動費(variable
cost)と呼ばれています。
なお、売上と固定費及び変動費の総額がちょうど等しくなる点を損益分岐点(break-even point: BEP)と言うので、併せて覚えておきましょう。
companyは「会社」を意味するポピュラーな表現で規模や内容を問わず使える単語です。
会社の規模を明確に示す場合は、次のようになります。
・小企業:small company, small business, small firm など
・中小企業:small and medium-sized company など
・大企業:big company, large company, major company など
なお、法人格をもつ株式会社には、corporationを使うことが多いです(特に米国)。その他、会社を表す単語としては、firm やenterpriseなどがあります。
② will continue to
balloon:膨張し続けるだろう
willは未来を示す助動詞で「~だろう」などと訳します。
continue to~は、「~し続ける」。continueは「続ける」ことを示すポピュラーな表現です。ほかに「続ける」という意味の表現には、go on, go aheadなどがあります。
反対に、「中止する」という意味の表現としては、cease, discontinue, quit, stopなどがあります。
balloonは、「風船」や「気球」という意味で使われることが多いですが、動詞の場合は「膨らむ・膨張する=swell」あるいは「急増する=surge」などの意味になります。
例)Japan’s trade deficit will
balloon.(日本の貿易赤字は膨らむだろう)。
なお、「(加速度的に)膨らむ」という意味の動詞として、snowballがあります。