※ 〜は微塵(みじん)もない there is not a scintilla of 〜
【例文】
The investors may have
thought that there was not a scintilla of risk in the business.
投資家たちは、その事業にはリスクは微塵もないと考えていたのかもしれない。
【ネイティブスピーカーの発音】
【だいじな表現】
・scintilla 微量、火花、閃光
【中学英文法によるかいせつ】
①The
investors may have thought that ~:投資家たちは、~と考えていたのかもしれない。
investor(s)は「投資家」。投資家は、文字通り、株式や債券、為替などに投資する人や会社を指します。投資家については、【おまけ】をご覧ください。
また、特に短期的な利益を目的とした投資家は、「投機家(speculator)」というように、投資家とは区別して呼ばれることもあります。
mayは、推量を示す助動詞で「~かもしれない」と訳します。
thinkは、「思う・考える」ことを示すポピュラーな動詞で、ここでは「have+ 過去分詞(thought)」という形になっていますので、「考えていたのかもしれない」と訳しています。
このように「助動詞+have+過去分詞」の形は、よく出てきますので、簡単にまとめておきます。
・may+have+過去分詞:〜したのかもしれない
例)She may have lived in Japan.(彼女は日本に住んでいたかもしれない)
・must+have+過去分詞:〜したに違いない
例)He must have
taken a later train.(彼は後発の列車に乗ったに違いない)
・should+have+過去分詞:〜すべきだった(のに実際にはしなかった)
例)I should have
brought my umbrella.(傘を持ってくるべきだった)。
thought(think) that~で「~と考えた(考える)」となります。
②there
was not a scintilla of risk in the business:その事業にはリスクは微塵もなかった
there was not a scintilla
of ~で、「~は微塵(少し)もなかった」。
scintillaは「微量」など、わずかしかない様子を表します。
ここでは、there was not~となっていますので、ほんのわずかのリスクもなかったことを示しています。
in the businessは、「~その事業において」。
businessは、「事業」のほか「業界・業種・会社・取引」などの意味もあります。
また、「問題・関わり」という意味もあります。
例)It’s not my business.(私の問題ではない/私には関係ない)。
【おまけ】
投資家は、主に次の3つに分けられます。
①個人投資家(individual
investor)
会社員、自営業者などで、株式市場に投資している人たち。
②機関投資家(institutional
investor)
顧客から集まった資金を運用して、その運用益を顧客に還元したり、自社の利益とする法人組織の投資家。投資顧問会社、生命保険会社、損害保険会社、銀行、信託銀行、投資信託会社、年金基金など。
③外国人投資家(foreign
investor)
主に外国の機関投資家を指す。具体的には外国の年金や投資信託、ヘッジファンド、日本企業を買収したいと思っている外国企業などが含まれる。
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