2014年9月22日月曜日

「同床異夢(どうしょういむ)」って英語でなんて言う?

【今日のビジネス英語表現】

※ 同床異夢(どうしょういむ)の状態にある:sleeping in the same bed but having different dreams

【例文】
The company and its partner have been sleeping in the same bed but having different dreams.
その会社とパートナー企業は、同床異夢の関係が続いてきた。

【ネイティブスピーカーの発音】
青いボタンを押すと、ネイティブスピーカーの発音が聞けます。
 


【だいじな表現】
sleeping in the bed but having different dreams:同床異夢


【中学英文法によるかいせつ】
 この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります(↓)


① companyは、「会社」を意味するポピュラーな表現で、規模や内容を問わず使える単語です。

会社の規模を明確に示す場合は、次のようになります。
・小企業:small company, small business, small firm など
・中小企業:small and medium-sized company など
・大企業:big company, large company, major company, big businessなど

なお、法人格をもつ株式会社には、corporationを使うことが多いです(特に米国)。その他、会社を表す単語としては、firm enterpriseなどがあります。


partnerは、ここでは「パートナー企業(partner company)」を指します。つまり、協力関係にある企業です。complementor(補完企業・協力企業)と言う場合もあります。さらに、「提携企業」という場合には、affiliated companyを使います。

反対に、競合(ライバル)会社を示す表現としては、competitor, rival corporationなどがあります。


② sleeping in the same bed but having different dreamsは、同床異夢(どうしょういむ)の状態にあることを意味します。cohabiting but living in different worldsとも言います。

ここではhave beenが前にきて「現在完了進行形」の形になっていますので、「同床異夢の状態が続いてきた」と訳しています。

同床異夢とは、同じ寝床に寝ていながら、それぞれが違う夢を見ることです。これが転じて、同じ事をしていたり、同じ立場にありながら、考え方や目的が違うことを意味します。

sleeping in the same bed but having different dreamsを直訳すると「同じベッドに寝ているが違う夢を見ている」となります。また、cohabiting but living in different worldsは、「同居しているが違う世界に生きている」となります。

つまり、この英文は、その会社とパートナー会社は、同じ事業に取り組んでいるのに、考え方や目的が違う状態が続いていたことを示しています。

なお、同床異夢の類似表現に、「呉越同舟(ごえつどうしゅう)」があります。これは、仲が悪い者や敵同士が同じ場所や境遇にいることで、英語では、bitter enemies in the same boat, friend and foe in the same boatなどと表現します。



【今日のまとめとおさらい】


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