※ 〜に等しい(も同然):be
tantamount to~
【例文】
Withdrawing from the
country is tantamount to negating the company's strategy.
その国からの撤退は、会社の戦略を否定するも同然だ。
【ネイティブスピーカーの発音】
【だいじな表現】
negate 否定する 無効にする
strategy 戦略 ⇆ tactic 戦術
【かいせつ】
Withdrawing
from the country is tantamount to negating the company's strategy.
その国からの撤退は、会社の戦略を否定するも同然だ。
withdraw from”は、「~から撤退する」という意味です。
ただし、ここでは”withdrawing”と後ろに-ingが付いています。
withdrawは、本来、動詞ですが、このように後ろに-ingを付けることで、名詞と同じように使えるようになります。これを動名詞と言います。
動名詞は、一般的に「~すること」と訳すことが多いので、withdrawing from the countryは、「その国から撤退すること」となります。
あるいは、「●●する」という動詞の場合は、「すること」を省いて訳すと簡潔になります。
また、動名詞は、先ほど書いたように、もともとは動詞ですので、後ろに目的語を持ってくることもできます。
例) Making money is
not easy.
金を儲けること(金儲け)は、簡単ではない。
be動詞+tantamount to~で、「~に等しい(も同然)」という意味です。
tantamountは、「等しい」「同等の」。
等しいという意味の単語としては、equalがよく知られています。
equalは、等しいことを示すとき全般に使われますが、tantamountは、特に、比べる者同士の価値や効果、意義などが等しいときに使われることが多いです。
negatingは、withdrawingと同様、negate(否定・否認する)という動詞の後に-ingが付いた動名詞です。
the company’s”は、companyの後に「’s(アポストロフィーs)」がついていますので、「会社の」となります。
strategyは、「戦略」の意味です。
これらを合わせて、" is
tantamount to negating the company's strategy“は、
「会社の戦略を否定することに等しい」となります。
会社の戦略上、その国に進出したはずなのに、そこから撤退するということは、戦略を否定することになる、というわけです。
ビジネスのグローバル化に伴い、海外進出する企業が増えています。
ただし、中東など政情不安が常態化している国などでは、カントリーリスク(country risk)の高まりにより、やむを得ず、企業が撤退を余儀なくされる場合もあるようです。
※ カントリーリスク:海外進出や海外との取引において、対象国の政治、経済、社会状況等により投資資金が回収できなくなるリスク。
なお、strategy(戦略)とよく間違えられる意味の単語にtactic(戦術)があります。戦略と戦術は、言葉は似ていますが、実は別ものです。
表にまとめておきますね。