2015年12月15日火曜日

equalを使わず「~に等しい」って英語でなんて言う?

※ 〜に等しい(も同然):be tantamount to

【例文】
Withdrawing from the country is tantamount to negating the company's strategy.
その国からの撤退は、会社の戦略を否定するも同然だ。

【ネイティブスピーカーの発音】


【だいじな表現】
negate 否定する 無効にする
strategy 戦略 tactic 戦術

【かいせつ】
Withdrawing from the country is tantamount to negating the company's strategy.
その国からの撤退は、会社の戦略を否定するも同然だ。

withdraw from”は、「~から撤退する」という意味です。
ただし、ここでは”withdrawing”と後ろに-ingが付いています。
withdrawは、本来、動詞ですが、このように後ろに-ingを付けることで、名詞と同じように使えるようになります。これを動名詞と言います。

動名詞は、一般的に「~すること」と訳すことが多いので、withdrawing from the countryは、「その国から撤退すること」となります。
あるいは、「●●する」という動詞の場合は、「すること」を省いて訳すと簡潔になります。

また、動名詞は、先ほど書いたように、もともとは動詞ですので、後ろに目的語を持ってくることもできます。
例) Making money is not easy.
    金を儲けること(金儲け)は、簡単ではない。

be動詞+tantamount toで、「~に等しい(も同然)」という意味です。

tantamountは、「等しい」「同等の」。

等しいという意味の単語としては、equalがよく知られています。
equalは、等しいことを示すとき全般に使われますが、tantamountは、特に、比べる者同士の価値や効果、意義などが等しいときに使われることが多いです。

negatingは、withdrawingと同様、negate(否定・否認する)という動詞の後に-ingが付いた動名詞です。

the companys”は、companyの後に「’s(アポストロフィーs)」がついていますので、「会社の」となります。

strategyは、「戦略」の意味です。

これらを合わせて、" is tantamount to negating the company's strategy“は、
「会社の戦略を否定することに等しい」となります。

会社の戦略上、その国に進出したはずなのに、そこから撤退するということは、戦略を否定することになる、というわけです。

ビジネスのグローバル化に伴い、海外進出する企業が増えています。
ただし、中東など政情不安が常態化している国などでは、カントリーリスク(country risk)の高まりにより、やむを得ず、企業が撤退を余儀なくされる場合もあるようです。

※ カントリーリスク:海外進出や海外との取引において、対象国の政治、経済、社会状況等により投資資金が回収できなくなるリスク。

なお、strategy(戦略)とよく間違えられる意味の単語にtactic(戦術)があります。戦略と戦術は、言葉は似ていますが、実は別ものです。
表にまとめておきますね。
See you(^^)~~~

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