※ 告げ口外交 tattletale diplomacy
【例文】
Her backbiting diplomacy or
"tattletale diplomacy" of criticizing Japan in front of foreign
dignitaries has provoked ire in Japan.
外国の要人の前で、日本を批判するという彼女の中傷外交、すなわち「告げ口外交」が日本で強い反発を招いた。
【ネイティブスピーカーの発音】
【だいじな表現】
・backbite 陰口を言う
・criticize 批判する
・dignitary
要人 高官
・provoke ire 強い反発を招く
【かいせつ】
①Her backbiting diplomacy or
"tattletale diplomacy" of criticizing Japan:
日本を批判するという彼女の中傷外交、すなわち「告げ口外交」
backbiting
diplomacyは「中傷外交」。backbiteは「陰口をたたく・悪口を言う」という意味です。
diplomacyは「外交・外交術」。
ちなみにdiplomacyに綴りが似た単語にdiplomaがありますが、これは高校や大学の「卒業証書」のことです。
tattletale
diplomacyは「告げ口外交」。
tattletaleは「告げ口をする」あるいは「告げ口屋」のことです。
ちなみにtattleは「告げ口・陰口」、taleは「物語」という意味で、これらがくっついて一つの単語になっています。
criticizingはcriticize「批判する」にingがついた動名詞です。
「批判(非難)する」に関連した表現としては、次のようなものがあります。
・非難する:blast, censure, condemn, criticize,
denounce, flame, impeach, pummel, reproach, tilt
・~を厳しく非難する:take a swipe at~, have(hurl) a brickbat at~, upbraid~
・~に非難の矛先を向ける:point an accusing finger at~
・非難(批判)の的となる:draw fire
・批判を受ける:meet with criticism, come under
fireなど
ちなみに最近、いわゆる俗語として、相手を非難したり、けなしたりすることに対して「ディスる」と言葉が使われる場合があります。
これはdisrespect「批判する・軽視する・見下す」を略したものという説もあります。
②in front of foreign dignitaries:外国の要人の前で、
in
front of~は「~の前で」。反対に「~の後ろで」はbehind~。
時間的に「~の前」という場合は、ahead of~, before~などが使われます。
foreign
dignitaryは「外国の要人」。
foreignは、「海外の・外国の」。abroad, offshore, overseasも似たような意味です。
dignitaryは「要人・大物」。政府高官という意味でも使われます。
重要な役割をもつ人物などを示す表現としては、ほかに、big fish, key
person, kingpin, magnate, movers and shakers, person of significant statureなどがあります。
③~has provoked ire in Japan:~が日本で強い反発を招いた。
provokeは、「引き起こす・招く・誘発する」などの意味です。
ここでは、後に出てくるire(強い憤り)と呼応して「強い反発を招く」という意味になります。さらに、has(have)+過去分詞(provoked)と現在完了形になっていますので「~強い反発を招いた」としています。
provokeだけでも「怒らせる」という意味で使われます。
例)He
provoked the cat.(彼は、その猫を怒らせた)。
「強い怒り」を示す表現としては、ire(áiərと発音します)のほか、resentment,
wrathなどがあります。
最も使われているのは、「挑発する」という意味です。