2015年6月22日月曜日

「告げ口外交」って英語でなんて言う?

※ 告げ口外交    tattletale diplomacy

【例文】
Her backbiting diplomacy or "tattletale diplomacy" of criticizing Japan in front of foreign dignitaries has provoked ire in Japan.
外国の要人の前で、日本を批判するという彼女の中傷外交、すなわち「告げ口外交」が日本で強い反発を招いた。

【ネイティブスピーカーの発音】

【だいじな表現】
backbite 陰口を言う
criticize 批判する 
dignitary  要人  高官
provoke ire 強い反発を招く

【かいせつ】
Her backbiting diplomacy or "tattletale diplomacy" of criticizing Japan
日本を批判するという彼女の中傷外交、すなわち「告げ口外交」

backbiting diplomacyは「中傷外交」。backbiteは「陰口をたたく・悪口を言う」という意味です。

diplomacyは「外交・外交術」。
ちなみにdiplomacyに綴りが似た単語にdiplomaがありますが、これは高校や大学の「卒業証書」のことです。

tattletale diplomacyは「告げ口外交」。
tattletaleは「告げ口をする」あるいは「告げ口屋」のことです。
ちなみにtattleは「告げ口・陰口」、taleは「物語」という意味で、これらがくっついて一つの単語になっています。

criticizingcriticize「批判する」にingがついた動名詞です。

「批判(非難)する」に関連した表現としては、次のようなものがあります。
・非難する:blast, censure, condemn, criticize, denounce, flame, impeach, pummel, reproach, tilt
・~を厳しく非難する:take a swipe at, have(hurl) a brickbat at, upbraid
・~に非難の矛先を向ける:point an accusing finger at
・非難(批判)の的となる:draw fire
・批判を受ける:meet with criticism, come under fireなど

ちなみに最近、いわゆる俗語として、相手を非難したり、けなしたりすることに対して「ディスる」と言葉が使われる場合があります。
これはdisrespect「批判する・軽視する・見下す」を略したものという説もあります。


in front of foreign dignitaries:外国の要人の前で、
in front ofは「~の前で」。反対に「~の後ろで」はbehind~。
時間的に「~の前」という場合は、ahead of, before~などが使われます。

foreign dignitaryは「外国の要人」。
foreignは、「海外の・外国の」。abroad, offshore, overseasも似たような意味です。
dignitaryは「要人・大物」。政府高官という意味でも使われます。
重要な役割をもつ人物などを示す表現としては、ほかに、big fish, key person, kingpin, magnate, movers and shakers, person of significant statureなどがあります。


③~has provoked ire in Japan:~が日本で強い反発を招いた。
provokeは、「引き起こす・招く・誘発する」などの意味です。
ここでは、後に出てくるire(強い憤り)と呼応して「強い反発を招く」という意味になります。さらに、has(have)+過去分詞(provoked)と現在完了形になっていますので「~強い反発を招いた」としています。

provokeだけでも「怒らせる」という意味で使われます。
例)He provoked the cat.(彼は、その猫を怒らせた)。

「強い怒り」を示す表現としては、ire(áiərと発音します)のほか、resentment, wrathなどがあります。

最も使われているのは、「挑発する」という意味です。

またoutrage(非道な行為)にも「憤怒」の意味があります。rageも「激怒・憤怒」という意味です。



Thank you.

Have a nice day ! (^ ^)/~~~~


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