※ ~を注視する keep a cautious and close watch on~
【例文】
Japanese companies should
keep a cautious and close watch on economic prospects in the days ahead.
日本企業は今後の経済予測を注視すべきである。
【だいじな表現】
・economic prospect:経済予測・経済見通し(=economic outlook)
・in the days ahead:今後の
【ネイティブスピーカーの発音】
【かいせつ】
① Japanese
companies should keep a cautious and close watch on~:日本企業は~を注視する
the Japanese economyは「日本経済」。
特定の国や地域の経済や社会を指す場合は、定冠詞(the)が付きます。
例)the European economy(欧州経済・ヨーロッパ経済)
また、単に「経済」という場合はeconomyで、「経済の・経済的な」はeconomic、「経済学」は、economicsとなります。
shouldは「~すべきである」という意味の義務を示す助動詞です。ought to も同様の意味で使われます。
また、mustは「~しなければならない」という強制の意味の助動詞です。have toも同じように使われます。
had better「~した方がよい」も義務にかかわる助動詞ですが、その強度は、must(have to)>had better>should(ought to)という序列になります。
ちなみにhad better は、日本語ではやや弱い感じがするかもしれませんが、英語では「~した方がよい(さもないと困るぞ)」という強いニュアンスがあるので要注意です。
keep a cautious and close
watch on~は「~を注視する」。
keep~で「~を続ける」。例えば、keep(on)fightingは、「戦い続ける」です。
watchは「見張り・監視」など注意深く見ることを指します。
ここでは、watchの前にさらにcautious and closeという形容詞がついています。cautionsは「慎重な・用心深い」、closeは「徹底的な・接近した」という意味です。
そこで、慎重で徹底的な監視を続ける=「注視する」という意味になるわけです。
② economic prospects
in the days ahead:経済予測
prospects in the days
aheadは「経済予測」。
prospectは「予測」。ほかにexpectation,
outlook, predictionにも同じような意味があります。
例)hard-to-predict「予測困難な」
なお、「予兆」や「前兆」には、auspice
やomen、「予告(する)」と言いたい場合には、heraldを用いるとよいでしょう。
直観的な「予感」あるいは「虫の知らせ」は、hunchを使います。ちなみに、身体などにできる「こぶ」もhunchと言うんですよ。
in the days aheadは「今後の」。
aheadは「前方に・これから先に」という意味です。時間的に、これから後に起きることを想定しています。
例えば「前途多難」は、次のように表現できます。
・a rough road lies
ahead
・a bumpy road lies
ahead
また、先ほど出てきたprospectを使ってgrim prospectsと表現することもできます。
in the days ahead と正反対の意味を表す表現は、in the
days before「~以前に」です。
例)in the days before
the Internet 「インターネットが普及する以前に」