2015年3月10日火曜日

「注視する」って英語でなんて言う?

※ ~を注視する  keep a cautious and close watch on

【例文】
Japanese companies should keep a cautious and close watch on economic prospects in the days ahead.
日本企業は今後の経済予測を注視すべきである。

【だいじな表現】
economic prospect:経済予測・経済見通し(=economic outlook
in the days ahead:今後の

【ネイティブスピーカーの発音】


【かいせつ】
① Japanese companies should keep a cautious and close watch on~:日本企業は~を注視する

the Japanese economyは「日本経済」。
特定の国や地域の経済や社会を指す場合は、定冠詞(the)が付きます。
例)the European economy(欧州経済・ヨーロッパ経済)

また、単に「経済」という場合はeconomyで、「経済の・経済的な」はeconomic、「経済学」は、economicsとなります。

shouldは「~すべきである」という意味の義務を示す助動詞です。ought to も同様の意味で使われます。
また、mustは「~しなければならない」という強制の意味の助動詞です。have toも同じように使われます。
had better「~した方がよい」も義務にかかわる助動詞ですが、その強度は、must(have to)>had better>should(ought to)という序列になります。
ちなみにhad better は、日本語ではやや弱い感じがするかもしれませんが、英語では「~した方がよい(さもないと困るぞ)」という強いニュアンスがあるので要注意です。

keep a cautious and close watch onは「~を注視する」。
keep~で「~を続ける」。例えば、keeponfightingは、「戦い続ける」です。
watchは「見張り・監視」など注意深く見ることを指します。
ここでは、watchの前にさらにcautious and closeという形容詞がついています。cautionsは「慎重な・用心深い」、closeは「徹底的な・接近した」という意味です。
そこで、慎重で徹底的な監視を続ける=「注視する」という意味になるわけです。


② economic prospects in the days ahead:経済予測

prospects in the days aheadは「経済予測」。

prospectは「予測」。ほかにexpectation, outlook, predictionにも同じような意味があります。
例)hard-to-predict「予測困難な」

なお、「予兆」や「前兆」には、auspice omen、「予告(する)」と言いたい場合には、heraldを用いるとよいでしょう。

直観的な「予感」あるいは「虫の知らせ」は、hunchを使います。ちなみに、身体などにできる「こぶ」もhunchと言うんですよ。

in the days aheadは「今後の」。
aheadは「前方に・これから先に」という意味です。時間的に、これから後に起きることを想定しています。

例えば「前途多難」は、次のように表現できます。
a rough road lies ahead
a bumpy road lies ahead

また、先ほど出てきたprospectを使ってgrim prospectsと表現することもできます。

in the days ahead と正反対の意味を表す表現は、in the days before「~以前に」です。

例)in the days before the Internet 「インターネットが普及する以前に」

cf. the quiet before the storm 「嵐の前の静けさ」



See you(^^)/~~

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