※ はっきりしない blurred
【例文】
The project
would not be successful because of its blurred purpose.
そのプロジェクトは、目的がハッキリしないのでうまくはいかないだろう。
【ネイティブスピーカーの発音】
【だいじな表現】
project プロジェクト
【かいせつ】
①The project would not be successful そのプロジェクトはうまくいかないだろう
project は、「プロジェクト」。企画や事業計画などの意味もあります。
プロジェクトとは、ある目的を達成するための計画です。計画を進めるために組織されるのがプロジェクトチーム(project team)です。プロジェクトチームは、目的が実現したら解散しますので、一時的な組織です。
また、よく似た表現にtask force(タスクフォース:特別の目的のために結成される臨時組織)があります。
プロジェクトチームが比較的長期的なテーマを扱うのに対し、タスクフォースは、緊急性が高い課題に短期間に集中して当たる場合が多いです。
なお、動詞のprojectには、「企画する・考案する」という意味のほか「投影する」ことを指す場合もあります。プレゼンテーションのときに使われるプロジェクタ(projector:投影機)は、こちらの意味ですね。
would notは、wouldの否定形です。
would は助動詞で、ここでは、「~だろう」という推量を表しています。
助動詞の後には、動詞の原形が続きますので、would not beとなっています。
successfulは、「成功した」という意味の形容詞です。
success(成功)という名詞に「~に満ちた・たくさん」という意味の接尾語-fulが付いた「名詞+接尾語ful」の形です。
名詞の後に接尾語fulが付く形容詞は、ほかにも数多くあります。
例)beauty+ful=beautiful「美しい」
faith+ful=faithful「誠実な」
use+ful=useful「便利な」
cheer+ful=cheerful「快活な」
ところで「成功」といえば、be successfulやsucceedといった表現が真っ先に思い浮かびますよね。
ちなみに、「得点」という意味でよく知られているscoreも「(成功、勝利、利益などを)収める」という意味でも使われることがあるんですよ。
例)score a great success (大成功を収める)
score a victory(勝利を収める)
②because of its blurred purpose 目的がハッキリしないので
because of~は「~のために・~が原因で」などの意味です。
caused by~, due to~, resulting from~も似た意味です。
itsは、直訳すると「その」ですが、具体的には「the project’s(そのプロジェクトの)」という意味です。
blurred は「不鮮明な・はっきりしない・ぼやけた」などの意味です。例えばピンボケの写真はblurred photoなどと言います。
その他、類似表現に、ambiguous, ambivalent, fuzzy, obscure, opaque, unclear, vagueなどがあります。
purpose は「目的」。
「目的」とよく混同される言葉に「目標(goal)」があります。
簡単に言うと、目的は「~したい・なりたい・~になる」というその人の思いや希望、価値観が反映された主観的な意図です。
一方、目標は、目的をさらに具体化したある時点での客観的な到達点であり、数値的な要素が入ることが多いです。
例えば、「会社を発展させる」が目的で、「3年で売上を3倍にする」が目標です。