2015年10月15日木曜日

「栄光に安住する」って英語でなんて言う?

※ 〜の栄光に安住する rest on the laurels of

【例文】
If it rests on the laurels of its glorious past, the company will not be able to win the cutthroat competition in the global market.
過去の輝かしい栄光に安住するならば、その会社はグローバル市場での熾烈な競争を勝ち抜くことはできないだろう。

【ネイティブスピーカーの発音】


【だいじな表現】
glorious past 輝かしい過去
cutthroat competition 熾烈な競争  破滅的競争

【かいせつ】
If it rests on the laurels of its glorious past:過去の輝かしい栄光に安住するならば、

ifは「もし~なら」という意味の接続詞ですね。
itは、後に出てくるthe companyを指しています。

rest は「休息する・よりかかる」などの意味です。ここでは「安住する」と訳しています。

laurelsはもともと「月桂樹・月桂冠」を指しますが、これらは栄光や勝利のしるしとして授けられるものということで、「栄光・栄誉」などと訳すこともあります。

gloriousは「輝かしい・見事な・栄光ある」で、pastは「過去の・(時が)過ぎた」。
ですから、the laurels of its glorious pastは直訳すると「輝かしい過去の栄光」となるのですが、日本語らしくなるように訳文を調整しています。

ちなみに、英語の「過去形」はpast あるいはpast tenseと言います。
またpastと発音が似た単語にpassedがあります。これは、「通り過ぎる(動詞)」、試験などに「合格する」、「通行・道(名詞)」などの意味のpassの過去形・過去分詞形です。

the company will not be able to win the cutthroat competition in the global market:その会社はグローバル市場での熾烈な競争を勝ち抜くことはできないだろう。

companyは、「企業・会社」。
他に会社に関わる表現としては、次のようなものがあります。
parent company:親会社 ⇆subsidiary:子会社
 親会社が持株会社の場合には、holding company あるいはholdingsと言います。

次のような表現も併せて覚えておくと便利です。
headquarters 本社 ⇆ branch 支社
affiliated company:提携会社
group company: グループ会社
related company:関連会社

会社にまつわる表現をまとめました(↓)
               












will notは、未来を示す助動詞willの否定形で「~ないだろう」
be able toは、「~できる」。それができる能力を持っているということです。
be competent to~、助動詞canにも同じような意味があります。

cutthroat competitionは「熾烈な競争・破滅的競争」という意味です。
cutthroatは直訳すると「のどをかき切る」で、「凶暴な・殺人的な」と訳します。猛獣が相手を殺そうと喉にかみついて戦う様子になぞらえていると考えられます。

ビジネスでは、様々な競争があります。例えば、グローバル競争はglobal competition。最近では、迅速性(agility)を追求するagile competition(アジル・コンペティション)も見られます。
なお、workable competitionと言えば、「有効競争(完全競争状態ではなくても、実質的に一定の競争が行われている状況)」となります。

in the global marketは「グローバル市場で・世界市場で」。
globalは「地球規模の」という意味ですが、international「国際的な」と混同する人が多いようです。

global が「国境の希薄化(borderless)」を前提としているのに対して、internationalは国境(border)概念を前提としているので、そう考えると、両者には微妙なニュアンスの違いがあると言えますね。











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