※ 大衆の心をつかむ win the hearts of the public
【例文】
Burnishing its technology
is not enough to win the hearts of the public.
技術の練磨では、大衆の心をつかむのに十分ではない。
【ネイティブスピーカーの発音】
【だいじな表現】
burnish 磨く
be enough to 〜に十分である
【かいせつ】
①Burnishing
its technology is not enough to ~:技術の練磨では、~するのに十分ではない
Burnishは「磨く」。ここではingがついて名詞形になっていますので、直訳すると「磨くこと=練磨」です。
「磨く」にもいろいろな英語表現があります。
・靴を磨く:polish shoes,
shine shoes
・歯を磨く:brush teeth
・技能を磨く:hone one’s
skill
なおリンゴを磨くときもpolishを使います。ちなみに、apple polishは「ゴマをする・おべんちゃらを言う」という意味です。リンゴを磨いている手つきが、日本語でいうところの「手もみ」に似ているからという説があります。
its technologyは「その技術」。
itsは文章の内容からみて「企業の(company’s)」のことと考えられます。
technologyは、「技術」という意味のポピュラーな表現です。
technologyを使う表現の例を挙げておきます。
・frontier technology(=cutting-edge technology, high-technology)「先端技術」
・robot technology(=robotics)「ロボット技術」
・science and
technology「科学技術」
・state-of-the-art
(high-end) technology「最高水準の技術」
・up to the minute
technology「最新技術」
enough to ~は「~するのに十分である」。enoughは「十分な」という意味です。ここでは否定のnotがありますので「十分ではない」となります。
②win
the hearts of the public:大衆の心をつかむ
win は「勝利する・成功する」という意味がよく知られていますが、ここでは「得る・獲得する・つかみとる」などの意味です。
例)win a client「顧客を獲得する」
heartsはここでは「心」の意味です。「心臓」もheartと言いますね。
また「心」を示すポピュラーな表現にmindがあります。
例えば、mind-setは、考え方や心構え、マインドセットのことです。また、with 〜 in mindは「~を踏まえて(念頭に置いて)」という意味です。
mindもheartも日本語では「心」と訳せますが、厳密に訳し分けるなら、mind=理性的な心、heart=感性的な心と言えます。
実際、ネイティブスピーカーは、mindというときには頭に、heartというときには胸に手を当てることが多いようですね。
そこで「大衆の心をつかむ」という場合、win
the hearts and mindsという表現もできますよ。
publicは「大衆・公衆」。
例えば「大衆の批判」はpublic
criticismです。