2015年8月11日火曜日

「後退する」って英語でなんて言う?

※後退する・挫折する   suffer setbacks

【例文】
The SBUs suffering setbacks in business performances should take additional measures to improve them.
業績が後退しているSBUは、業績改善のための追加策を取るべきだ。

【ネイティブスピーカーの発音】


【だいじな表現】
SBU(Strategic Business Unit) 戦略的事業単位
business performances 業績
additional measures 追加策
improve 改善させる 

【かいせつ】
The SBUs suffering setbacks in business performances:業績が後退しているSBUは、

SBU(Strategic Business Unit) は、「戦略的事業単位」。これは、米国の米国のボストンコンサルティンググループが開発した組織で、1970年代に米国のゼネラル・エレクトリック社で導入され、広がっていきました。

SBUは、その名のとおり、戦略を立て、それを実行することを目的とした組織です。

これに対し、事業部制組織(下記画像参照)は、製品やサービスごとに作られます。特定の戦略というより、あくまでも事業を進めるための組織です。


また、事業部制よりさらに独立色を強めたのがカンパニー制です。これは、一事業部ではなく、一つの独立した会社として運営されるのが特徴です。
ソニーやライオンズマンションでよく知られる大京などが導入しています。

sufferは「(苦痛や不快を覚えるようなことを)経験する・被る」という意味です。

setbackは「後退・逆行」。病気がぶり返すこともsetbackです。reverse, retreatなども同じような意味です。
ちなみに景気が後退することはrecessionと言います。

business performanceは「業績」。performanceは「成果・効果」のことで、例えばcost performanceは「費用対効果」です。
performanceの類似表現にはachievement, resultなどがあります。


should take additional measures to improve them:業績改善のための追加策を取るべきだ。

shouldは「~べき」という義務の意味の助動詞です。ought to も同様の意味です。
また、mustは、「~しなければならない」という強制の意味の助動詞。have toも同じような意味です。

had better「~した方がよい」も義務にかかわる助動詞ですが、その強度は、must(have to)>had better>should(ought to)という序列になります。

ちなみにhad better は、日本語ではやや弱い感じがするかもしれませんが、英語では「~した方がよい(さもないと困るぞ)」という強いニュアンスがあるので要注意です。

take measureは「方法(措置)をとる」。
additional measures は「追加策」です。measuresは「対策・方策」の意味で、means, stepなども同じように使われます。また、countermeasureは「対策」です。

ちなみに、counterproposalとなると、「対案」の意味になりますよ。
安全や予防のための措置は、precautionが使われます。
例)take a safety precaution(安全対策を取る)

improve は「改善させる」。類似表現にameliorate, better, mend, rectify, revampなどがあります。

反対に「悪化する」は、deteriorate
また、festerは、「悪化する」「苦しむ」などの意味です。
ほかに「悪化する(動詞)」という場合は、fester, turn for the worseなどの表現があります。
ちなみに「悪化の一途を辿る」は、go from bad to worseです。

さらに、悪化を表す名詞には、aggravation, degeneration, worseningなどがあります。病気や痛みなどが悪化(増悪)する場合は、exacerbationが使われます。


Thank you.

Have a nice day ! (^ ^)/~~~~


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