※ 席巻(せっけん)する sweep
【例文】
The manufacturer once
swept the world market, but now it has found itself in a serious business
slump.
そのメーカーはかつて世界市場を席巻したことがあるが、今は深刻な事業不振にあえいでいる。
【ネイティブスピーカーの発音】
【だいじな表現】
manufacturer メーカー
serious business slump 深刻な事業不振
【かいせつ】
①The
manufacturer once swept the world market: そのメーカーは、かつて市場を席巻したことがある
manufacturerは「製造業」、non-manufacturerは「非製造業」です。
manufacturerは、makerとほぼ同じ意味で使われますが、
manufacturerのほうが、大手の製造業者というニュアンスがあります。
onceは「一度・かつて・以前」などの意味です。
sweptはsweepの過去形で、ここでは「席巻した」の意味です。sweepは、もともと、「(ホウキなどで)掃く・掃除する」などの意味で、sweeperは「掃除人・掃除機」のことです。
world marketは「世界市場」。
②but
now it has found itself in a serious business slump:しかし、今は深刻な事業不振にあえいでいる。
butは「しかし」という逆接の接続詞です。
find oneself in~は「気がついてみると~にいる(である)」という意味です。
また、「~の状況に置かれている(状況にある)」という意味でも使われます。
例)The company found
itself in a difficult situation.
「その会社は、困難な状況に置かれていた」。
seriousは、「深刻な、まじめな、本気の」。病気や問題などが重いことを表すときにも使われます。
例)serious arrhythmia(重篤な不整脈)
serious affair(重大事件)
ほかに「深刻な」という意味の表現には、critical,
heavy, severe, soberingなどがあります。
なおseriousと綴りが似た単語にseriesがあります。これは、「連続、シリーズ」のことです。
business slumpは、ここでは「業績不振・事業不振」の意味です。
slumpは「下落・落ち込み」など、よくない方向に進むことを指します。
例えばremain in a slumpは「低迷を続ける」。
ここでは、slumpは「不調で、不振で」という意味です。
アスリートが不調なときに「スランプに陥る」と言ったりしますね。
また、business slumpを「不況・不景気」と訳すこともあります。recessionとも言います。さらに、不況を通り越して、恐慌(きょうこう)という場合には、depressionを使います。