※〜を重くみて take a serious view of 〜
【例文】
As the MPD takes a serious
view of the systems engineer's crime, it has decided to arrest him.
警視庁はそのシステムエンジニアの犯罪を重くみて、逮捕に踏み切った。
【ネイティブスピーカーの発音】
【だいじな表現】
MDP (Metropolitan Police
Department) 警視庁
systems engineer システムエンジニア
arrest 逮捕する 阻止する
【かいせつ】
① As
the MPD takes a serious view of the systems engineer's crime:警視庁はそのシステムエンジニアの犯罪を重くみて
ここのasは、「~ので」という意味の接続詞です。日本語らしくするために「~して(重くみて)」と訳しています。
文頭にasが来るときは、この意味のことが多いです。また、後ろに名詞が続くとき、つまり前置詞として使うときは、「~のように、~として」となるなど、使い方によって意味が変わるので、注意しましょう。
MDPはMetropolitan Police
Departmentの略で「警視庁」。
「庁」という英語表現には、Agencyが使われます。
例)Resources and
Energy Agency:資源エネルギー庁
Patent Office:特許庁
FSA(Financial Services Agency):金融庁
ちなみに「警察庁」はNPA(National
Police Agency) です。
また、「庁」より格上の「省」には、Ministry
やDepartmentが使われます。
例)Ministry of
Finance:「(日本の)財務省」
Department of Treasury「(米国の)財務省」
take(s) a serious view of~は「~を重く見る」。
seriousは、「深刻な、まじめな、本気の」。病気や問題などが重いことを表すときにも使われます。
例)serious arrhythmia(重篤な不整脈)
serious affair(重大事件)
ほかに「深刻な」という意味の表現には、critical,
heavy, severe, soberingなどがあります。
viewは、「見る・見ること」。
take a viewで「観察する・見る」といった意味です。
類似表現にtake a look「見る・一覧する」、take a glance「ちらりと見る・一瞥(いちべつ)する」などがあります。
なお、view にre を付けて、review になると、「見直し(をする)」「再検討(する)」という意味になりますよ。cf. peer review「査読」
systems engineer は「システムエンジニア・技術者」。略してSEと呼ばれることもあります。
crimeは「犯罪・悪事」などの意味です。ほかに、offense,
transgressionなどにも同様の意味があります。
ちなみにcommit a crimeは「犯罪を犯す」という意味です。
以下犯罪がらみの表現を列挙しておきますね。
criminal(culprit) 犯罪者 prisoner 囚人(convict=con) inmate(在監者)
death-row convict 死刑囚
perpetrator 実行犯 ↔ instigator 教唆犯
accomplice 共犯者 cf. cohort(歩兵隊、仲間、相棒、共犯者)
② it
has decided to arrest him:逮捕に踏み切った
ここのitはMPDを指しますので、逮捕に踏み切ったのは警察庁です。
decideは、もともと「決心する」という意味で、decide
to~は「~することを決心する・決める」。
arrest は「逮捕する・阻止する」。
また、「起訴する」はprosecute(=indict)です。
その他、裁判に関連する表現としては、次のようなものがあります。
・prosecutor 検察官
・lawyer 弁護士
・judge 裁判官
・plaintiff 原告 ⇆ defendant 被告
・civil lawsuit 民事訴訟 ⇆ criminal lawsuit 刑事訴訟