2015年9月11日金曜日

「手放しで」って英語でなんて言う?

※ 手放しで  without reserve

【例文】
The weak yen will no longer be welcomed without reserve, even though it will push up the combined profits of listed companies.
たとえ上場企業の連結利益を押し上げるとしても、もはや円安は手放しでは歓迎されないだろう。

【ネイティブスピーカーの発音】



【だいじな表現】
weak yen 円安
no longer もはや〜ない
combined profits 連結利益
listed company 上場企業

【かいせつ】
The weak yen will no longer be welcomed without reserve:もはや円安は手放しでは歓迎されないだろう。

weak yenは「円安」。直訳すると「弱い円」ですが、具体的にいえば、円安とは、米ドルやユーロなどの外国通貨に対して日本円の価値が下がることです。
たとえば1ドル=90円と1ドル=100円を比べた場合、1ドル=100円のほうが円安です。

「円安」の反対は「円高」で、英語ではstronger yenなどと表現できます。円安や円高の英語表現はいろいろありますので、まとめて書いておきます。

円高:high yen, rising yen, strong yen, yens hike など
円安:cheap yen, lower yen, weak yen, yens decline, yens fallなど
trendは、「傾向・流行・趨勢(すうせい)」という意味です。日本語でもカタカナで「トレンド」と言いますね。またtendencyにも「傾向」や「趨勢」という意味があります。

willは「~だろう」という未来を示す助動詞です。

no longerで「もはや~ではない」という意味です。
例)He is no longer a child.(彼はもう子供ではない)。

be welcomed で「歓迎される」。

without reserveは「手放しで・遠慮なく・率直に」などの意味です。

またreserveには、「貯え・積立金」などの意味もあります。例えば、internal reserveは、「内部留保」のことです。

また、準備金という意味もありますよ。例えば「外貨準備」はforeign currency reserveです。外貨準備は、政府や中央銀行が国際間の経済取引や為替介入などに備えて準備しておく外貨です。
なお、FRBと言えば、Federal Reserve Bank(Board)の略で、連邦準備銀行(理事会)、すなわち米国の中央銀行のことですね。日本の日本銀行(BOJ: Bank of Japan)にあたる機関です。

なお、reserve「予約する」という意味の動詞として使うこともあります。bookも同じ意味です。


even though it will push up the combined profits of listed companies:たとえ上場企業の連結利益を押し上げるとしても、

even thoughは「~だけども、たとえ~だとしても」。

push upは「押し上げる」。この文章の主語itは、前に出てくるweak yenつまり「円安」を指しています。
反対に「押し下げる」はdrive down, push downなどと言います。

combined profitsは「連結利益」。combined incomeとも言います。

listed companyは「上場企業」。自社の株式を公開して、株式市場で取引できるように証券取引所に登録している企業ですね。listed enterpriseとも言います。
どの証券市場に上場しているかを明確にする場合は、company listed on~と表現できます。
例)companies listed on the First Section of the Tokyo Stock Exchange「東証1部上場企業」

上場にまつわる表現としては、次のものがあります。
go public:上場する ⇆ go private:株式非公開にする・上場をやめる
IPO (initial Public Offering) 新規株式公開






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