※ 原則として in principle
【例文】
To help prevent noise
pollution, commercial aircraft must, in principle, fly at an altitude of
at least 6,000 feet over central Tokyo.
騒音公害を防ぐために、民間航空機は、原則として、東京都心上空を高度6000フィート以上で飛行しなければならない。
【ネイティブスピーカーの発音】
【だいじな表現】
at least 少なくとも
central Tokyo 東京都心
altitude高度 標高 海抜
【かいせつ】
① To
help prevent noise pollution:騒音公害を防ぐために
to ~は、ここでは「~するために」の意味です。~の部分には動詞の原形が入ります。
helpは、「助けになる・役立つ」の意味で、help prevent~で「~を防ぐのに役立つ」となります。この場合、本来、help
to preventとなるところですが、toを省略して、help
+動詞の原形とすることも可能です。
preventは「阻止する・予防する」など何かを未然に防ぐことを指します。
例えば、prevent A from~で、「Aが~するのを防ぐ」となります。
その他、「阻止する・食い止める」という意味の表現には、block, deter, forestall, intercept, interrupt, thwart, stave offなどがあります。
noise pollutionは「騒音公害」。
noiseは「騒音・雑音」を示すポピュラーな表現です。
pollutionは「公害・汚染」。例えば「水質汚染」はwater
pollution、「大気汚染」はair pollution, atmospheric pollutionなどと言います。
なお、特に放射能や化学物質などによる汚染は、contaminationが使われます。
② commercial
aircraft must, in principle, fly at an altitude of at least 6,000 feet over
central Tokyo:民間航空機は、原則として、東京都心上空を高度6000フィート以上で飛行しなければならない。
commercial aircraftは「民間航空機」。
commercialというとテレビやラジオの「コマーシャル」を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は、「民営(民間)の・商業の・商売の」といった意味の形容詞としても使われます。いわゆる「コマーシャル」や「CM」は、commercial messageと言います。
ちなみにcommercialの名詞形はcommerce「商業・商取引」。
インターネットを通じて行う商取引をe-commerce「eコマース(電子商取引)」と言いますね。
mustは「~しなければならない」という強制の意味の助動詞。have toも同じような意味です。
また、「~すべきである」と言う場合は、shouldを使います。ought to も同様の意味です。had better「~した方がよい」も義務にかかわる助動詞ですが、その強度は、must(have to)>had better>should(ought to)という序列になります。
ちなみにhad better は、日本語ではやや弱い感じがするかもしれませんが、英語では「~した方がよい(さもないと困るぞ)」という強いニュアンスがあるので要注意です。
in principleは「原則として」。as a
general ruleということもあります。
fly は「飛ぶ」という意味でよく知られていますが、「ハエ」を指すこともあります。
また、flyに似た単語にfryがあります。これは「油で揚げる」などの意味です。ファーストフード店などで売られている「フライドポテト」はFrench friesと言います。
なお、fryには「稚魚」「雑魚」「小人物」という意味もあります。
逆にbig fish には、「大きな魚」という意味の他に、「大物」「大人物」、つまりmagnate, kingpin, movers and shakersと同様の意味もあるんですよ。
at an altitude of 6,000
feetは「高度~6,000フィートで」。
altitudeは「高度・高さ」のことです。
綴りがよく似ている単語にattitudeがありますがこれは「態度」という意味ですので注意しましょう。
ちなみに、「緯度(赤道からどれくれい離れているかを示す座標)」はlatitude、
「経度(地球上の東西を示す座標)」はlongitudeです。
at least は「少なくとも」。
over central Tokyoは「東京都心上空」。overは「~を越えて・~の向こう側にある」など数多くの意味で使われますが、ここでは「~の上(空)に」の意味です。