2015年8月7日金曜日

startを使わずに「手続きを開始する」って英語でなんて言う?

※ ~の手続きを開始する launch procedures of

【例文】
The airport company has launched procedures of the concession sale plan for selling the rights to operate two airports it owns.
その空港会社は、保有する2つの空港の運営権を売却するための運営権売却計画の手続きを開始した。

【ネイティブスピーカーの発音】


【だいじな表現】
concession sale plan  運営権売却計画

【かいせつ】
The airport company has launched procedures of ~:その空港会社は~の手続きを開始した

airport companyは「空港会社」。「航空会社」はairline companyです。

companyは「会社」を意味するポピュラーな表現で、規模や内容を問わず使える単語です。会社の規模などを明確に示す場合は、次のような表現があります。
                                ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 
         

launch procedure ofで「~の手続きを開始する」
launchは、もともと「(ロケットなどを)打ち上げる・(船を)進水させる」などの意味です。これが転じて「開始する」という意味で使われることもあるわけです。

例えばウェブマーケティングの手法の一つにproduct launchがあり、カタカナで「プロダクト・ランチ」あるいは「プロダクト・ローンチ」と呼ばれています。直訳すると「商品の立ち上げ(発売)」という意味で、商品が発売されるまでのプロセスに着目した手法です。いきなり商品を発表するのではなく、その前に見込み客を集め、その商品がどれほどよいかを時間をかけて説明し、商品の良さを見込み客に浸透させたうえで、発売するという方法を採ります。

ちなみにlaunchに綴りが似た単語にlunch「昼食」があります。食事は「食べる」ものですが、英語ではhave「持つ」を動詞として使います。
例)have lunch「昼食をとる・ランチする」

なお、「夕食」を意味する英語表現にsupperがあります。dinner1日のうちにメインの食事を指すのに対し、supperは、その日の最後にとる食事で、比較的軽めの夕食、あるいは夜食を意味します。

procedureは「手続き・手順」。
発音は、[prəsíːdʒər(プロシージャ―)]です。


the concession sale plan for selling the rights to operate two airports it owns:保有する2つの空港の運営権を売却するための運営権売却計画
concession sale planは「運営権売却計画」。
concessionは「譲歩」。 ちなみにconcession speechは「 (選挙での) 敗北宣言」という意味です。

sell the rightsは「運営権を売却する」。sellの前に前置詞forがありますので、sellingと動名詞になっています。
rightsは「権利」。rightは、「右」や「正しい」という意味でよく使われますが、「権利」という意味でも使われます。
例)patent rights 「特許権」

ちなみにMr.RightあるいはMs.Rightは、「理想の男性(女性)、ぴったりの結婚相手」という意味です。
例)You are my Mr. Right.「あなたは私の理想の男性です」

operateは、「操作する・運転する」など、機械などを動かすときに使われる表現です。また「手術する」という意味もあります。なお、operate の名詞形は、
operationで「操作」「運転」の他に、当然、「手術」という意味もあります。よく手術のことを「オペ」と言ったりするのは、そのためですね。

airportは「空港」。
it 以下は、airportの説明です。itは文頭のthe airport companyを指しています。

ownは「保有する」。保有している人はowner「保有者・オーナー」と言いますね。




Thank you.

Have a nice day ! (^ ^)/~~~~


※ ブログランキングに参加中!
  よろしければ、応援クリック
  お願いしますm(__)m
   ↓ ↓ ↓ ↓ ↓



宮崎哲也著

『はじめての「マクロ・ミクロ経済学」1年生』
明日香出版社