※
少なくない more than a few
【例文】
More than a few Japanese electronics manufacturers posted colossal
deficits due mainly to their defeat in competition with South Korean rivals in
terms of product appeal.
主に商品力の面で韓国のライバルの競争に敗れたことが原因で、莫大な赤字を計上した日本の電機メーカーは少なくない。
【ネイティブスピーカーの表現】
【だいじな表現】
colossal
莫大な 素晴らしい 驚くべき
due
mainly to~ 主に~が原因で
in terms of ~の面で
product appeal 商品力
in terms of ~の面で
product appeal 商品力
【かいせつ】
①More
than a few Japanese electronics manufacturers
posted colossal deficits:莫大な赤字を計上した日本の電機メーカーは少なくない
more than a fewは「少なくない」。
more than~で「~より多い」、a fewは「少し・わずか」という意味で、2~3程度のときに使われます。例えば a
few of daysは「2~3日」です。
ただし、quite a fewとすると「かなり多くの」という意味です。
類似表現にsome, severalがあります。どちらも「いくつかの」という意味です。ただし、someははっきりと数がわからないが「いくつかある」というのに対し、severalは2~3(a few, a couple of)より少し多いというイメージで「いくつか」という意味を表します。
Japanese electronics
manufacturer(s)は「日本の電機メーカー」。
electronicsは「電子工学・電子機器」のことです。「電子の」はelectronicです。
綴りが似た単語にelectricがありますが、これは形容詞で「電機の・電動の」などの意味です。
postというと郵便ポストを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、ここでは「元帳に記入する」という意味で、「計上する」ことです。ただしpostedと過去形になっていますので「計上した」となります。
colossal deficitsは「莫大な赤字」。colossalはとてつもなく大きいことで「巨大な・膨大な・莫大な」などと訳します。
例)a colossal fortune「莫大な財産」
ほかに「莫大な」という意味の表現にはenormous, gigantic, huge, massive, vastなどがあります。
postは、見慣れた単語ですが、多様な意味で使われますので、書いておきます。
・「(ポスターなど)を貼る、案内を掲示する(動詞)」
例)post a bill(ビラを貼る)
・「地位・立場、職位・職(名詞)」
例)quit one’s
post(職を退く)
②due
mainly to their defeat in competition with South Korean rivals in terms of
product appeal:主に商品力の面で韓国のライバルの競争に敗れたことが原因で、
due mainly to ~は「主に~が原因で」。due to~で「~が原因で・~のせいで」などの意味です。because of~, caused by~, resulting from~も似た意味です。
defeatは「敗北・失敗」。theirとは最初に出てきたJapanese electronics manufacturersのことです。
in competition with~は「~との競争で」。ビジネスでは、様々な競争があります。例えば、グローバル競争はglobal
competition。最近では、迅速性(agility)を追求するagile competition(アジル・コンペティション)も見られます。
なお、cut throat
competitionと言えば「破滅的競争」、またworkable competitionと言えば、「有効競争(完全競争状態ではなくても、実質的に一定の競争が行われている状況)」となります。
South Korean rivalsは「韓国のライバル」
rivalは「競争相手」のことですが、英語ではcompetitorがよく使われます。反対に「協力企業・補完企業」は、complementor, partner companyなどと言います。また、そのままpartnerを使う場合もあります。
また、「提携企業」という場合には、affiliated companyを使います。
in terms of~は「~の面で、~に関して」。
termは「期間・学期」のほか、「用語」「条件」などの意味で使われます。
product appealは「商品力」。
「商品」を示す表現には、他に、article, commodity, goods, items, manufactures,
merchandise, waresなどがあります。
なお、「製品」が流通段階にある場合には、日本語では「商品」と呼ばれています。
appealは「訴え・要請」という意味で知られていますが、ここでは「魅力・ひきつける力」のことです。
ちなみにappealは「控訴・上告(より上位の裁判所に訴えること)」という意味でも使われます。
例)dismiss one's appeal「控訴を棄却する」