※ ~するほかない
there is no alternative but to~
【例文】
If there is no
alternative but to ask other companies to conduct an analysis of a pathogen,
there may be delays in implementing countermeasures.
もし他社に病原体の分析をお願いするほかないのであれば、対策の実行に遅れが生じかねまい。
【だいじな表現】
alternative
ask A to~
Aに~するように頼む
conduct an
analysis 分析する
pathogen 病原体
countermeasures 対策
【かいせつ】
①If there is no alternative but to ~:もし~するほかないのであれば
there is no
alternative but to~で「~するほかない」。
alternativeをchoiceやoptionに置き換えても同じ意味です。
alternativeは「取って代わるもの」という意味ですが、ここでは「選択肢」の意味です。ですから、there is no alternative but to~を直訳すると「~するほかに選択肢がない」となります。
「Aは~するほかない」は、there is no course open to A other than ~ing と表現できます。
なお、alternativeには「代替案」という意味もあります。
②ask other companies to conduct an analysis of a pathogen:他社に病原体の分析をお願いする
ask A to ~で「Aに~するように頼む」。
同じようなパターンの表現を下にまとめておきます。
・want A to~「Aに~してほしい」
・tell A to~「Aに~することを告げる」
・urge A to~「Aに~することを(強く)求める」
other companiesは「他の会社・他社」。
companyは「会社」を意味するポピュラーな表現で、規模や内容を問わず使える単語です。会社の規模などを明確に示す場合は、次のような表現があります。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
conductは、「(オーケストラの)指揮をする」あるいは「導く」などの意味がよく知られています。
cf. conductor「指揮者」
ただしここでは、「実施する」という意味です。目的語がan analysis「分析」になっていますので、「分析する」ことを指しています。
何の分析かというとpathogen「病原体」です。「病原菌」はpathogenic bacteriumです。
また、「病理学」はpathologyです。
③there may be delays in implementing countermeasures:対策の実行に遅れが生じかねまい
there is~で「~がある・存在する」という意味です。ここではisがmay beとなっています。
mayは「~かもしれない・~する可能性がある」という「可能性」の意味の助動詞ですので、「生じかねまい」と訳しています。
delayは「遅れ・遅延」で遅らせることや先延ばしにすることを指します。
delay in ~で、「~の遅れ」と訳すことができます。
implementing
countermeasuresは「対策を実行すること」。
implementは計画や仕事などを「遂行する・実行する」という意味です。
ここでは、ingがついていますので「実行(すること)」となります。
ほかに、「(計画や仕事などを)実行する」の英語表現には、carry out, execute, fulfill, perform, push throughなどがあります。また、戦争や反対運動を実行する場合はwageが使われます。
例)wage a war
of attrition(消耗戦を繰り広げる)
countermeasureは「対策」の意味です。measuresは「対策・方策」の意味で、means, stepなども同じように使われます。
ちなみに、counterproposalとなると、「対案」の意味になりますよ。
安全や予防のための措置は、precautionが使われます。