※ 反省材料
a matter for reflection
【例文】
The new CMO asserted that clinging to price
competition should be a matter for reflection.
新CMOは、価格競争へのこだわりが反省材料だと主張した。
【ネイティブスピーカーの発音】
【だいじな表現】
CMO(Chief Marketing Officer)最高マーケティング責任者
assert 主張する
cling to~にこだわる ~に固執する
price competition 価格競争
【かいせつ】
①The new CMO
asserted that~:新CMOは、~と主張した
CMOは「Chief Marketing
Officerの略で「最高マーケティング責任者」。
企業の役員は、アメリカの影響もあり、責任分担を明確にするため、「最高~責任者(Chief
~ Officer)」という肩書で呼ぶ企業が増えています。
ほかにも企業の役職者を示すときには、アルファベット3つを組み合わせた略号が使われることが多いので、表にまとめておきますね。
↓ ↓ ↓ ↓
assertは「主張する」。
assert that~で、「~と主張する・断言する」。
ほかにadvocate, claim, maintainも同じように使われます。
ただし、advocateは「提唱する」、maintainは「維持する」という意味でも使います。な
なお、assertの関連語にassertiveがあります。これは「自己主張の強い・強引な」という意味です。
ちなみにassertに綴りが似た単語にassortがあります。これは、「分類する・調和する」という意味です。様々な商品を「取りそろえる」という意味でも使われます。チョコレートやチーズの詰め合わせはassorted chocolate/assorted cheeseといいますね。
cling to~は、「~にしがみつく」。あるいは「こだわる・固執する」という意味でも使います。clingとは、もともと、張り付くことや、まとわりつくことを意味します。これが転じて、物理的にくっつくだけでなく、職や権威にしがみつく表現としても使います。
ちなみに、clingに綴りが似た単語にclinchがあります。これは、「固定する・結びつける」などの意味です。ボクシングなどで使う「クリンチ(相手に抱きついて攻撃を阻止する技術)」という意味もあります。
②clinging to
price competition should be a matter for reflection:価格競争へのこだわりが反省材料
price competitionは「価格競争」。
ビジネスでは、様々な競争があります。例えば、グローバル競争はglobal
competition。最近では、迅速性(agility)を追求するagile competition(アジル・コンペティション)も見られます。
なお、cut throat competitionと言えば「破滅的競争」、またworkable competitionと言えば、「有効競争(完全競争状態ではなくても、実質的に一定の競争が行われている状況)」となります。
なお、「競争相手(ライバル会社)」はcompetitorです。反対に「協力企業・補完企業」は、complementor, partner companyなどと言います。また、そのままpartnerを使う場合もあります。
また、「提携企業」という場合には、affiliated companyを使います。
a matter for reflectionは「反省材料」。
matterは、「案件・問題」。あるいは「根拠・物質」などの意味でも使います。ここでは、「反省する要素」といった意味でmatterが使われています。
ちなみに、「喫緊の課題」と言いたい場合には、a pressing matter, an urgent (and vital) taskという表現があります。
余談ですが、「やっかいな問題」という場合は、hot potatoといったりします。
reflectionは、「反省」のほか、反映、反響、反射などの意味で使われます。
「反省」は、searching one’s conscienceとも言います。
なお、「後悔」の英語表現には、repentance, regretなどがあります。
宮崎哲也著
『はじめての「マクロ・ミクロ経済学」1年生』
明日香出版社