※ 僅差(きんさ)で: by a small margin
【例文】
The new leader
defeated his rival by a small margin in the by-election.
その新リーダーは、補欠選挙でライバルを僅差(きんさ)で打ち破った。
【ネイティブスピーカーの発音】
【だいじな表現】
defeat 負かす
by-election 補欠選挙
【かいせつ】
①The new leader
defeated his rival:その新リーダーは、ライバルを打ち破った
the new leaderは「新リーダー」。
leaderは、lead(導く)人、つまり「リーダー・指導者」などの意味です。
leaderには「(顧客などを)導くもの」という意味があることから、「目玉商品(loss
leader)」の意味で使われることもあります。
また、余談ですが、金属の「鉛」もleadと同じ綴りです。
なお、leadershipと綴りがよく似た言葉にreadershipがあります。これは、「読者層・読者数」という意味です。
defeatは「負かす・打ち負かす」。
類義語にovercome「(相手を)圧倒する・打ち勝つ」、rack up「打ちのめす」などがあります。
rivalは「ライバル・競争相手」。
ちなみにcompetitorも「競争相手」という意味ですが、企業の話題の場合は「ライバル会社」と訳すことが多いです。
また、competitor の対立概念として、complementor(協力企業、補完企業)があります。これについては、【おまけ】にまとめておきます。
②by a small margin in
the by-election:補欠選挙で僅差で
by a small marginは「僅差で」。smallは「小さい」、marginは二つのものの「差」を示す英語表現です。僅差はわずかな差のことですから、このような表現になっています。
marginは「差」のほかに「利益・マージン」という意味でも使われます。利益は売上と費用の差、マージンは商品の販売価格と仕入れ値の差のことです。
その他、ページの余白もmarginです。これは、欄外に設ける「幅」という意味合いもあります。
ちなみに「幅」を表す表現にbreadthがあります。例えばby a hair’s breadthは「危機一髪」の意味です。つまり髪の毛一本分の差(幅)だった、ということですね。
the by-election は「補欠選挙」。electionはもともと「選択」のことで、ここでは「選挙」の意味です。
補欠選挙とは、議員に欠員が出た場合に行う選挙で、補欠選挙で当選した議員は、前任者の残りの期間を議員として活動します。
ちなみに「選択」を意味する英語表現には、choice, option, selectionなどがあります。
例えば「苦渋の選択」は、an
agonizing choice, a wrenching choiceと言います。(ちなみに「苦渋の決断」は、an agonizing decision)。
なお、「選択肢」という場合には、alternativesとかoptionを使うのが一般的です。
【おまけ】
ビジネスには、ライバル企業もいれば、協力企業もいます。
協力関係にある企業は、complementor(補完企業・協力企業)やpartner companyなどと言います。また、そのままpartnerを使う場合もあります。