※〜の裏側で on the flip side of 〜
【例文】
The company has been riddled with
corruption on the flip side of its rapid growth.
その会社は急成長の裏で腐敗にまみれてきた。
【ネイティブスピーカーの表現】
【だいじな表現】
be riddled with〜だらけの
corruption 腐敗
flip はじく (コインなどを)ポンと投げる
軽薄な
【かいせつ】
①The company has been
riddled with corruption:その会社は腐敗にまみれてきた
companyは、「会社」を意味するポピュラーな表現で、規模や内容を問わず使える単語です。会社に関する表現をまとめておきます。
なお、法人格をもつ株式会社には、corporationを使うことが多いです(特に米国)。その他、会社を表す単語としては、firm やenterpriseなどがあります。
be riddled with~で「~だらけの」。ここではhave been…と現在完了形になっていますので、「~だらけだった」という意味になります。
riddledは「いっぱいになった・満杯になった」という意味ですが、特に「好ましくないもの」でいっぱいになるときに使います。
単に「いっぱいになった・満ちた」という場合はfilledやstuffedを使います。
riddleは、もともと「謎・ふるい(名詞)」「謎かけをする・ふるいにかける」あるいは「穴だらけになる」という意味です。これが転じて、嫌なものや好ましいものでいっぱいになることも指すようになったと考えられます。
何でいっぱいになったかというと、withの後のcorruption「腐敗」です。
corruptionは、ほかに「汚職・堕落」などと訳すこともあります。どちらにしても良くないことですね。
②on the flip side of
its rapid growth:急成長の裏で
on the flip side of~で「~の裏で」。あるいは「~の反対側に」という意味もあります。
flipは「ポンと打つ、はじく」のほか、本のページを「めくる」などの意味でも使います。
また形容詞の場合は「口先のうまい、生意気な、軽薄な」ことを指します。
itsは、言い換えると「the company’s=その会社の」です。
rapidは「迅速な・素早い」。
fast, prompt, quick, speedy, swiftなどはいずれも「素早い」ことを示す表現です。
ちなみに「快速電車」はrapid train、「普通列車(各駅停車の列車)」はlocal trainと言います。
growthは「成長」。grow「成長する」の名詞形です。
例えば「経済成長」はeconomic growth、「成長戦略」はgrowth strategy。
「Aを成長軌道に乗せる」はput
A on a growth pathと言います。
またgrowthには「増大」の意味もあります。
例)sales growth「売上増大」