※ 注意を払う・警戒する exercise caution
【例文】
Caution must be exercised
in determining what kinds of items should be marketed in the country.
その国でどの品目を売り出すべきかを決定する際は、注意を払わなければならない。
【ネイティブスピーカーの発音】
【だいじな表現】
exercise 運動する・訓練する・(権利などを)行使する
determine 決心する・決定する
【かいせつ】
①Caution must be exercised in determining ~:~を決定する際、注意を払わなければならない
exercise
cautionは「注意を払う」。ここでは、主語(caution)+be動詞+過去分詞(exercised)と受動態の形になっていますので、厳密に訳すと「注意が払われる」ですが、日本語らしくするために「注意を払う」としています。
mustは、「~しなければならない」という強制の意味の助動詞。have toも同じような意味です。ここでは、否定のnotが後ろにあるので「~してはならない」となります。
また、「~すべきである」と言う場合は、shouldを使います。ought to も同様の意味です。
had better「~した方がよい」も義務にかかわる助動詞ですが、その強度は、must(have
to)>had better>should(ought to)という序列になります。
ちなみにhad
better は、日本語ではやや弱い感じがするかもしれませんが、英語では「~した方がよい(さもないと困るぞ)」という強いニュアンスがあるので要注意です。
cautionは「注意・用心・警戒」などの意味です。
exerciseは、「運動(する)」という意味のポピュラーな表現です。最近、日本語でも「エクササイズ」と言いますね。
ただし、cautionやcareを目的語にとる場合は、「注意をする・注意を払う」という動詞になります。
determineは「決定する」。ここでは、時を表す前置詞inの後に続いていますので、determiningと名詞形になっています。
類似表現には、decide,
make a decision, resolveがあります。
なお、decision-makingとなると、「意思決定」という意味になります。
②what kinds of items should be marketed in the country:その国でどの品目を売り出すべきか
what kinds of ~で「どのような~」。
kindは「親切な」という意味でよく知られていますが、ここでは「種類」という意味です。
他に「種類」という意味の表現には、sort, style, type, varietyなどがあります。
itemは「品目・商品・製品」を示す表現です。
他に、article,
commodity, goods, manufactures, merchandise, products, waresなども使われます。
なお、「製品」が流通段階にある場合には、日本語では「商品」と呼ばれています。
shouldは「~すべき」という義務を示す助動詞ですね(上のmustの説明も参照ください)。
marketは、「市場」という意味でよく知られていますが、ここでは「市場で販売する・売り出す」という意味です。さらに、ここもbe動詞+過去分詞と受動態になっていますので、厳密には「どの品目が売り出されるべきか」となりますが、日本語らしくするために、「売り出すべきか」と訳しています。
countryは、ここでは、「国・国家」の意味です。
例えば、emerging
countries(nations)は、「新興諸国」を意味します。
また、countryは、「田舎」「地方(local)」の意味でも使われます。
例)country(rural)
areas 田舎の地域、country bank(地方銀行)