2015年6月15日月曜日

「警戒する」って英語でなんて言う?

※ 注意を払う・警戒する exercise caution

【例文】
Caution must be exercised in determining what kinds of items should be marketed in the country.
その国でどの品目を売り出すべきかを決定する際は、注意を払わなければならない。

【ネイティブスピーカーの発音】


【だいじな表現】
exercise 運動する・訓練する・(権利などを)行使する
determine 決心する・決定する

【かいせつ】
Caution must be exercised in determining ~:~を決定する際、注意を払わなければならない

exercise cautionは「注意を払う」。ここでは、主語(caution)be動詞+過去分詞(exercised)と受動態の形になっていますので、厳密に訳すと「注意が払われる」ですが、日本語らしくするために「注意を払う」としています。

mustは、「~しなければならない」という強制の意味の助動詞。have toも同じような意味です。ここでは、否定のnotが後ろにあるので「~してはならない」となります。

また、「~すべきである」と言う場合は、shouldを使います。ought to も同様の意味です。
had better「~した方がよい」も義務にかかわる助動詞ですが、その強度は、must(have to)>had better>should(ought to)という序列になります。

ちなみにhad better は、日本語ではやや弱い感じがするかもしれませんが、英語では「~した方がよい(さもないと困るぞ)」という強いニュアンスがあるので要注意です。

cautionは「注意・用心・警戒」などの意味です。
exerciseは、「運動(する)」という意味のポピュラーな表現です。最近、日本語でも「エクササイズ」と言いますね。
ただし、cautioncareを目的語にとる場合は、「注意をする・注意を払う」という動詞になります。

determineは「決定する」。ここでは、時を表す前置詞inの後に続いていますので、determiningと名詞形になっています。
類似表現には、decide, make a decision, resolveがあります。

なお、decision-makingとなると、「意思決定」という意味になります。


what kinds of items should be marketed in the country:その国でどの品目を売り出すべきか

what kinds of で「どのような~」。
kindは「親切な」という意味でよく知られていますが、ここでは「種類」という意味です。
他に「種類」という意味の表現には、sort, style, type, varietyなどがあります。

itemは「品目・商品・製品」を示す表現です。
他に、article, commodity, goods, manufactures, merchandise, products, waresなども使われます。

なお、「製品」が流通段階にある場合には、日本語では「商品」と呼ばれています。

shouldは「~すべき」という義務を示す助動詞ですね(上のmustの説明も参照ください)。

marketは、「市場」という意味でよく知られていますが、ここでは「市場で販売する・売り出す」という意味です。さらに、ここもbe動詞+過去分詞と受動態になっていますので、厳密には「どの品目が売り出されるべきか」となりますが、日本語らしくするために、「売り出すべきか」と訳しています。

countryは、ここでは、「国・国家」の意味です。
例えば、emerging countries(nations)は、「新興諸国」を意味します。
また、countryは、「田舎」「地方(local)」の意味でも使われます。
例)country(rural) areas 田舎の地域、country bank(地方銀行)

rural(田舎の) ⇔ urban(都会の)





Thank you.

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