2015年6月26日金曜日

「教訓を心に銘記する」って英語でなんて言う?

※ ~の教訓を心に銘記する heed the lessons of

【例文】
The CMO should heed the lessons of failures of the past sales promotions.
CMOは、過去の販促の失敗の教訓を心に銘記すべきだ。

【ネイティブスピーカーの発音】


【だいじな表現】
CMO (Chief Marketing Officer)  最高マーケティング責任者
heed ~に注意を払う・~を真剣に受け止める・~に従う・~を傾聴する
sales promotion 販促(販売促進)

【かいせつ】
The CMO should heed the lessons of~:CMOは、~の教訓を心に銘記すべきだ。
CMO は、Chief Marketing Officerの略で、「最高マーケティング責任者」です。
企業の役員は、アメリカの影響もあり、責任分担を明確にするため、「最高~責任者(Chief ~ Officer)」という肩書で呼ぶ企業が増えています。
ほかにも企業の役職者を示すときには、アルファベット3つを組み合わせた略号が使われることが多いので、表にまとめておきますね。
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should は「~すべきである」という義務の意味の助動詞。ought to も同様の意味です。
また、must~は「~しなければならない」という強制の意味の助動詞です。have toも同じような意味です。ここでは、否定のnotが後ろにあるので「~してはならない」となります。
had better「~した方がよい」も義務にかかわる助動詞ですが、その強度は、must(have to)>had better>should(ought to)という序列になります。
ちなみにhad better は、日本語ではやや弱い感じがするかもしれませんが、英語では「~した方がよい(さもないと困るぞ)」という強いニュアンスがあるので要注意です。

heedは「注意を払う・聞き入れる」などの意味です。
例)heed the voices of~:~の声(言うこと)に耳を傾ける

また、「注意・関心」という意味で名詞として使うこともあります。
例えば、pay heed to~で、「~に留意する・注意を払う」という意味です。take heed to~とも言います。

なお、「注意を払う」ことを示す表現としては、ほかにpay(give) attention to, keep close tabs on, take account of~などがあります。

lessonsは、「授業・レッスン」という意味がよく知られていますが、ここでは「教訓・戒め(いましめ)」の意味です。
また、「知恵・知識」という意味もあります。ちなみに、「知識」を示す英語表現は、ほかにacquaintance, education, information, knowledge, learningなどがあります。

failures of the past sales promotions:過去の販促の失敗。
failureは、「失敗」。fail「失敗する」の名詞形です。
ちなみに、fail to~で「~しない・できない・しそこなう」で、can not~とほぼ同じ意味です。

past は、「過去の・(時が)過ぎた」。英語の「過去形」はpast あるいはpast tenseと言います。
pastと発音が似た単語にpassedがあります。これは、「通り過ぎる(動詞)」、試験などに「合格する」、「通行・道(名詞)」などの意味のpassの過去形・過去分詞形です。


sales promotionは「販促(販売促進)」。salesは「販売の」という意味です。例えば、sales activityは「販売活動」のことです。

また、sales promotionと似た意味に捉えられる表現にsales campaignがあります。campaignとは、何かの目標を達成するために、一定期間、特別に行う勧誘活動や運動などを指します。

厳密に言えば、販売キャンペーンは、sales promotion(販売促進)の活動の一形態と考えるべきでしょう。



Thank you.

Have a nice day ! (^ ^)/~~~~


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明日香出版社