2015年5月28日木曜日

「大物」って英語でなんて言う?

※大物、重要人物   magnate

【例文】
The magnate kicked off a stump tour in order to denounce his rival party.
その大物がライバル政党を非難するための遊説を開始した。

【ネイティブスピーカーの発音】


【だいじな表現】
kick off ~を開始する
stump tour 遊説
in order to~ ~するために(=so as to~)
denounce 非難する
party パーティ 当事者 政党

【かいせつ】
The magnate kicked off a stump tour in order to ~:その大物が~のための遊説を開始した

magnateは「大物・重要人物」。
ほかに、key person, kingpin, movers and shakers, big fish, person of significant statureなども同じような意味です。

なおmagnateに似た綴りの単語にmagnetがあります。これは「磁石・人を引き付けるもの」の意味です。

kick offは「~を開始する」。ここではkicked offと過去形になっているので「開始した」です。サッカーの試合開始を「キックオフ」と言いますね。

「開始する」の英語表現にはbegin, startなどがあります。
ちなみにkick-startは「始める・弾みをつける」の意味です。

stump tourは「遊説(ゆうぜい)」。stump speechは「選挙演説」。
canvassも「遊説」のことです。ただし絵を描く「キャンバス」は、canvassが一つ少ないです。

また、stumpに綴りが似た単語にstampがあります。これは「切手・スタンプ」の意味です。

in order toは「~するために」。so as to~も同じように使われます。


denounce his rival party:ライバル政党を非難する

denounce は「非難する」。

「批判(非難)する」に関連した表現としては、次のようなものがあります。

・非難する:blast, censure, condemn, criticize, denounce, flame, impeach, pummel, reproach, tilt
  
・~を厳しく非難する
 take a swipe at, have(hurl) a brickbat at, upbraid

・~に非難の矛先を向ける
  point an accusing finger at

・非難(批判)の的となる
 draw fire

・批判を受ける
meet with criticism, come under fireなど


ちなみに最近、いわゆる俗語として、相手を非難したり、けなしたりすることに対して「ディスる」と言葉が使われる場合があります。
これはdisrespect「批判する・軽視する・見下す」を略したものという説もあります。

partyは、「パーティ」の訳がよく知られていますが、ここでは「政党」という意味です。ここではrival partyとなっていますので「ライバル政党」となるわけです。

「野党」はopposition partyで「与党」はruling partyと言います。

日本の主な政党の英語名は、次のとおりです。
・自民党:the Liberal Democratic Party
・民主党:the Democratic Party of Japan
・維新の党:the Japan Innovation Party
・公明党:the Komeito
・日本共産党:the Japanese Communist Party

ちなみに、partyは、契約書や訴訟では「当事者」という訳すこともあります。

また、a third partyは「第三者」です。
a third party organizationは「第三者機関」、third-party panelは「第三者委員会」です。


なお、partyを使った用語の一つに「3PLthird party logistics:サード・パーティー・ロジスティクス)」があります。これは、荷主企業に対して最も効率の良い物流戦略を提案し、それを包括的に受託・実行することです。つまり、物流のアウトソーシングと言えます。

Thank you.

Have a nice day ! (^ ^)/~~~~


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