2015年5月26日火曜日

「実を結ぶ」って英語でなんて言う?

※ 実を結ぶ   bear fruit

【例文】
The accumulated efforts by the international community have borne some fruit this time around.
国際社会の努力の積み重ねが、今回は実を結んだ。

【ネイティブスピーカーの発音】

【だいじな表現】
accumulated efforts 努力の積み重ね
international community 国際社会
this time around 今回は

【かいせつ】
The accumulated efforts by the international community:国際社会の努力の積み重ねが、

accumulated effortsは「努力の積み重ね」。
accumulateは、「蓄積する・積み重ねる・ためる」などの意味です。なので直訳すると「積み重ねられた努力」となるのですが、日本語らしくするために「努力の積み重ね」と訳しています。

effort(s)は、「努力」。make an effortで「努力する」という意味です。
effort toは、「~するための努力(取組)」です。

international communityは「国際社会」。
internationalは「国際的な」という意味でよく知られています。
ちなみに、これとよく似た単語にglobal「地球規模の」があります。
internationalが国境(border)概念を前提としているのに対して、global は「国境の希薄化(borderless)」を前提としているので、そう考えると、両者には微妙なニュアンスの違いがあると言えますね。

communityは、カタカナで「コミュニティ」と言うことも多いですが、もとは「地域社会」の意です。
その他、共通の利害関係があるグループを指すことを示す場合もあります。また、SNSなどネット上でも共通の趣味や価値観を持つ人たちが形成するグループも「(ネット)コミュニティ」と言います。

have borne some fruit this time around:今回は実を結んだ。

bornebearの過去分詞で、bear fruitは、「実を結ぶ」「結実する」「実を付ける・子を産む」などの意味です。ここでは、havebearの過去分詞(borne)と現在完了形になっていますので「実を結んだ」となります。
fruitは「フルーツ・果物・果実」という名詞としても知られていますね。

ところで名詞のbearは、「クマ」という意味がよく知られています。
例)teddy bear(テディ・ベア:クマのぬいぐるみ)

株や為替などの相場が弱気(下がり気味)なことも、bearと言います。
bear(弱気)⇔bull(強気)

ちなみにborneと綴りが似た単語にbornがありますが、これは「生まれる・産声を上げる」などの意味です。
例)He was born in Japan.「彼は日本生まれだ」。

this time aroundは「今回は・今度こそ」などの意味です。

aroundは、「周りに」「約~」など様々な意味で使われますが、ここでは「巡って」という意味です。単に「今回」というだけでなく、それまではダメだったけど、「今回は実を結んだ」といったニュアンスを伝えています。



Thank you.

Have a nice day ! (^ ^)/~~~~



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