※〜を軌道に乗せる get 〜on track
【例文】
As the supply of
electricity remains precarious and power rates have been soaring, the NRA will
get the restart of nuclear power plants on track.
電力供給が危ういまま、電気料金が高騰してきているので、原子力規制委員会は原発の再稼働を軌道に乗せるだろう。
【ネイティブスピーカーの発音】
【だいじな表現】
supply of electricity 電力供給
【かいせつ】
① As
the supply of electricity remains precarious and power rates have been soaring:電力供給が危ういまま、電気料金が高騰してきているので、
ここのasは、「~ので」という意味の接続詞です。文頭にasが来るときは、この意味のことが多いです。また、後ろに名詞が続くとき、つまり前置詞として使うときは、「~のように、~として」となるなど、使い方によって意味が変わるので、注意しましょう。
supply of electricityは「電力供給」。
supply「供給」の反意語はdemand「需要」です。
例)tight
supply-demand balance 需給の逼迫
remainは、「~のままでいる・残存する」などの意味です。
precariousは「危うい」。類似表現に、dangerous,
jeopardizing, riskyがあります。
また、just like walking
a tightrope「まるで綱渡りのような」という場合、実際に綱渡りをするのではなく、綱渡りをするのと同じくらい危なっかしいという意味です。
power rateは「電力料金」。electricity
rateなどとも言います。
rateは、「割合・比率」のほか「料金・相場」などの意味で使われます。
ちなみに、「乗車料金・運賃」は、fareです。
「バス運賃」はbus fare、「電車運賃」はtrain fare、「タクシー運賃」はtaxi fare。また、「船賃」はfreightと言うんですよ。
soar は「舞い上がる・急上昇する・そびえたつ・高騰する」。ここでは、have been soaringと現在完了進行形になっていますので、「高騰してきている」と訳しています。
soarの類似表現には、surge「(波のように)押し寄せる 急上昇(する)」があります。
なお、soarと綴りが似た単語にsourがありますが、これは「酸っぱい・不快な」という意味です。
② the
NRA will get the restart
of nuclear power plants on track:
原子力規制委員会は原発の再稼働を軌道に乗せるだろう。
NRA(Nuclear Regulation
Authority)は「原子力規制委員会
」。
restart of nuclear power
plants は「原発(の)再稼働」です。
原発は「原子力発電」の略ですね。発電方法の英語表現は次のとおりです。
・nuclear power
generation 原子力発電
・thermal power
generation火力発電
・hydroelectric power
generation水力発電
・wind power
generation 風力発電
get ~ on track で「~を軌道に乗せる」。
下記の表現のようにtrackの前に形容詞を付けると、「どんな軌道」に乗せるかを示すことができます。
⇒ put A on a recovery
track Aを回復軌道に乗せる
pathも「軌道」を示す表現です。