2015年5月11日月曜日

「円安傾向」って英語でなんて言う?

※ 円安傾向  weaker yen trend

【例文】
It goes without saying that the weaker yen trend has a positive impact on the Japanese economy.
円安傾向が、日本経済にプラスの影響を与えることは言うまでもない。

【ネイティブスピーカーの発音】


【だいじな表現】
it goes without saying that〜 ~は言うまでもない(=it is needless to say that〜)
positive impact プラスの影響⇆ negative impact マイナスの効果

【かいせつ】
① It goes without saying that ~:~(こと)は言うまでもない

it goes without saying thatで「~は言うまでもない」。without~は、「~なしに」という意味の前置詞です。

It is needless to say that~も同じように使われます。
needless to say だけだと「言うまでもなく」です。needlessは「不要な」という意味です。


② the weaker yen trend has a positive impact on the Japanese economy:円安傾向が、日本経済にプラスの影響を与える

weaker yenは「円安」。直訳すると「弱い円」ですが、具体的にいえば、円安とは、米ドルやユーロなどの外国通貨に対して日本円の価値が下がることです。
たとえば1ドル=90円と1ドル=100円を比べた場合、1ドル=100円のほうが円安です。

円安の反対は円高で、英語ではstronger yenなどと表現できます。円安や円高の英語表現はいろいろありますので、まとめて書いておきます。

円高:high yen, rising yen, strong yen, yens hike など
円安:cheap yen, lower yen, weak yen, yens decline, yens fallなど


trendは、「傾向・流行・趨勢(すうせい)」という意味です。日本語でもカタカナで「トレンド」と言いますね。またtendencyにも「傾向」や「趨勢」という意味があります。

positive impactは「プラスの効果(影響)」。favorable impact, good effectなども同じような意味です。

impactは、「衝撃・衝突」という意味でも知られていますが、ここでは「影響」の意味です。
A have(has) an impact on Bで、「ABに影響を与える」となります。
effect, influence なども同じく「影響」の意味で使われます。

英語では、同じ「影響」でも様々な表現があります。
例えば「具体的な影響(なりゆき)」は、ramificationで、「なりゆき・結末・影響」は、consequenceです。
なお、「心身への影響」という意味では、affection(「愛情」「疾病」「感動」等の意味もある)が使われることもあります。

反対に「マイナスの効果(影響)」はnegative impactと言います。adverse impact, ill effect なども同じ意味で使われます。

the Japanese economyは、「日本経済」。ただしこの場合は定冠詞theが付きます。

単に「経済」という場合はeconomyで、「経済の・経済的な」はeconomic、「経済学」は、economicsとなります。



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