2015年5月1日金曜日

「~につけ込む」って英語でなんて言う?

【お知らせ】
ゴールデンウィークのため、5月2日~10日までお休みします。
次回の更新は5月11日です。



※ 〜につけ込む  〜を活()用する capitalize on

【例文】
Japanese export companies are capitalizing on the current weaker yen.
日本の輸出企業は、現在の円安を活用している。

【ネイティブスピーカーの発音】


【だいじな表現】
current 現在の  現行の

【かいせつ】
① Japanese export companies are capitalizing on ~:日本の輸出企業は、~を活用している。

Japanese export companiesは「日本の輸出企業」。
exportは「輸出」。例えばexport driveは「輸出ドライブ(輸出攻勢:積極的に輸出を行う姿勢)」です。

反対に「輸入」は、import。ちなみにin-portは綴りが似ていますが、「入港中」という意味ですよ。

companyは、「会社」を意味するポピュラーな表現で、規模や内容を問わず使える単語です。

会社の規模を明確に示す場合は、次のようになります。
・小企業:small company, small business, small firm など
・中小企業:small and medium-sized company など
・大企業:big company, large company, major company, big business

また、「親会社」「子会社」を示す表現は、下記のとおりです。
・親会社:parent company, parent corporation, proprietary company
  ※holding,  holding company(持株会社)
・子会社:subsidiary, subsidiary company

なお、法人格をもつ株式会社には、corporationを使うことが多いです(特に米国)。その他、会社を表す単語としては、firm enterpriseなどがあります。

capitalize onで「~につけ込む・利(活)用する」。
ここでは、are capitalizing on ~と現在進行形になっているので、「活用している」と訳しています。
なお、harness utilizeにも、利用するという意味がありますよ。

capitalizeは、investと同様に、「投資する・出資する」などの意味でも使われます。
capitalizeの名詞形capitalで、「資本」という意味です。
例)venture capital「ベンチャー・キャピタル(ベンチャー企業に投資する会社や資本)」
会計では、資本(capital)、負債(liability)、資産(asset)の3つが最も重要な概念となっています。
ちなみにcapitalには、「首都」という意味もあります。また、capital letterと言えば、アルファベットの「大文字」のことです。ついでに言うと、「小文字」は、lower case letter です。


② the current weaker yen:現在の円安

currentは、ここでは「現在の」という意味です。
例えば current situationは「現状(現在の状態)」です。

また、currentの副詞形はcurrentlyで、「現在・今・目下」などの意味です。currentのコアイメージは、「現在流れている」「流通している」「潮流」という意味です。そのため、そこから派生したcurrency は、「通貨(現在流通している貨幣)」と意味になるのです。
ちなみに、current Englishと言えば、「時事英語」のことです。また、current profitと言えば、「経常利益」を意味します。

weaker yenは「円安」。直訳すると「弱い円」ですが、具体的にいえば、円安とは、米ドルやユーロなどの外国通貨に対して日本円の価値が下がることです。
たとえば1ドル=90円と1ドル=100円を比べた場合、1ドル=100円のほうが円安です。

円安の反対は円高で、英語ではstronger yenなどと表現できます。円安や円高の英語表現はいろいろありますので、まとめて書いておきます。

円高:high yen, rising yen, strong yen, yens hike など
円安:cheap yen, lower yen, weak yen, yens decline, yens fallなど

See you(^^)/~~

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