※ 何よりもまず first and foremost
【例文】
The top management should, first and foremost, take measures to increase the take-home pay of workers.
トップマネジメントは、何よりもまず、社員の手取り給与を増やす対策をとるべきだ。
【だいじな表現】
measure 対策
take-home pay 手取り給与
【ネイティブスピーカーの発音】
【かいせつ】
① The
top management should, first and foremost:トップマネジメントは、何よりもまず、
top managementは、「会社の上層部」を指します。そのままカタカナで「トップマネジメント」と言うこともあります。
会社での「中間管理職」はmiddle
management、「下級管理職」は、lower managementと言います。
参考までに、図にまとめました(↓)
また「会社の上層部」の表現にtop
corporate echelonsがあります。
echelon(発音→[éʃəlɑ̀n])は、権力階層の「階級・階層」のことです。
さらに「上層部」を意味する表現にはtop
brassがあります。また、幹部を意味する表現としては、cadreやexecutiveがあります。ちなみに「政党の幹部会」は、caucusと言うのでついでに覚えておきましょう。
shouldは「~すべきである」という意味の義務を示す助動詞です。ought to も同様の意味で使われます。
また、mustは「~しなければならない」という強制の意味の助動詞です。have toも同じように使われます。
had better「~した方がよい」も義務にかかわる助動詞ですが、その強度は、must(have to)>had better>should(ought to)という序列になります。
ちなみにhad better は、日本語ではやや弱い感じがするかもしれませんが、英語では「~した方がよい(さもないと困るぞ)」という強いニュアンスがあるので要注意です。
first and foremostは「何よりもまず・真っ先に」。
firstは「第一に」、foremostは「一番最初に、最高位に」などの意味です。
何を差し置いてもそれをやるべきだ、というニュアンスを伝える表現ですね。
② take
measures to increase the take-home pay of workers:社員の手取り給与を増やす対策をとるべきだ。
take measures to~で「~するための対策(方策)をとる」という意味です。have measuresも同じような意味で使われます。
今日の文章では、first and
foremostという挿入句が入っていますが、実際には、should take measures to~となりますので「~のための対策をとるべきだ」という訳になります。
measuresは「対策・方策」の意味で、means,
stepなども同じように使われます。
また、countermeasureも「対策」の意味です。
ちなみに、counterproposalとなると、「対案」の意味になりますよ。
安全や予防のための措置は、precautionが使われます。
例)take a safety
precaution(安全対策を取る)
increaseは「増やす・増える」などの意味です。反対に「減らす・減じる」はdecrease。
「増やす・減らす」を示す英語表現は他にもありますので、主なものを下にまとめておきます。
増やす:augment,
balloon, enlarge, increase, raise, snowball(雪だるま式に増える)
減らす:curtail, cut
down, decrease, diminish, lose, reduce, whittle
cf. 急騰(急増):upsurge ⇔急落:nosedive
反騰:rally(reactionary
rise, rebound, upturn )⇔反落:downturn(reactionary fall)
さらに、「急増する・急上昇する」という意味の英語表現にskyrocketがあります。
もとは、「打ち上げ花火」の意味です。skyrocketingという形容詞もよく使われますよ。
さらに、「急増する・急上昇する」という意味の英語表現にskyrocketがあります。
もとは、「打ち上げ花火」の意味です。skyrocketingという形容詞もよく使われますよ。
take-home payは「手取り給与」take-homeは「自宅に持ち帰る」という意味の形容詞です。
ちなみにより専門的な用語としての「可処分所得」は、disposable incomeと言います。可処分所得とは、税金や社会保険料等を支払った後の自由に使える所得額のことです。
workersは「社員」。company memberとも言います。また「平社員」はrank-and-file workerのほかrank-and-file
employeeなどと言います。
ちなみに「従業員」はemployeeを使います。(⇔employer:雇用主)
なお、「働く人」「労働者」を意味する単語としては、laborもあります。
cf. labor-management
negotiation 「労使交渉」。labor-capital negotiation「労資交渉」。annual
spring labor offensiveと言えば、「春闘」を意味します。
また、働く人の服の襟(えり)の色から、主にデスクワークをする労働者をwhite-collar worker、工場棟の現場で働く労働者をblue-collar
workerと呼んだりすることもあります。collarとは、もちろん襟のことです。color「色」ではありませんので、ご注意を!(笑)
なおwhite collar
exemption「ホワイトカラーエグゼンプション」という言葉もあります。これは、時間ではなく仕事の成果で人材を評価する考え方に基づく制度です。したがって、この制度の下では、成果を上げずに残業だけしても残業手当が付くことはありません。