※ ~が現実味を帯びてくる. ~ come closer to reality
【例文】
As
the Japanese economy shows signs of recovery, a rise in wages will come closer
to reality.
日本経済が回復の兆しを見せているので、賃金上昇が現実味を帯びてくるだろう。
【だいじな表現】
show
signs of recovery 回復の兆しを見せる
wage
賃金 実行する
【ネイティブスピーカーの発音】
【かいせつ】
① As the Japanese economy shows signs of recovery:日本経済が回復の兆しを見せているので
Japaneseは、日本語、日本人などの意味がありますが、ここでは「日本の」という意味ですので、「日本経済」となります。特定の国や地域の経済や社会を指す場合は、定冠詞(the)が付きます。
例)the
American economy(米経済・アメリカ経済)
the
European economy(欧州経済・ヨーロッパ経済)
また、単に「経済」という場合は、economyで、「経済の・経済的な」と言う場合はeconomic、「経済学」と言うときには、economicsとなります。
showは、「見せる」。ほかに「見せる」という意味の英語表現には、display, exhibit, revealなどがあります。
signは、象徴、合図など様々な意味がありますが、ここでは「兆し」を指していますので、sign of~で「~の兆し」と訳します。symptom of ~も同じ意味です。
「かすかな明るい兆し」という場合は、faint glimmers of a silver liningという表現があります。詳しくは【おまけ】をご覧ください。
ちなみにsignは、書類などに署名(サイン)するという意味です。「署名」という場合はsignature。
ただし、有名人が色紙などにするサインはautographと言いますよ。
ただし、有名人が色紙などにするサインはautographと言いますよ。
recoveryは「回復」。名誉などを回復する場合はretrievalを使います。
② a rise in wages will come closer to reality:賃金上昇が現実味を帯びてくるだろう
wageは「賃金」。rise in wagesで「賃上げ」となります。
※ wage
cut, wage reduction: 賃下げ ⇆ wage
hike, rise in wages:賃上げ
なお、wageには、「実行する」「遂行する」という意味があります。
例えば、wage a war of attritionと言えば、「消耗戦を繰り広げる」という意味になります。
come closer to realityは、「現実味を帯びる」。reality(現実)に近づく(come closer)という意味です。ここでは未来を示す助動詞willがありますので「現実味を帯びてくるだろう」と訳しています。
ちなみにrealityに綴りが似た単語にrarityがありますが、これは、「まれなこと・希少性」などの意味で、rare(珍しい)の名詞形です。
なお、virtual
realityは「仮想現実」で、仮想的な世界をあたかも現実であるかのように体験させる技術のことです。
【おまけ】
「かすかな明るい兆し」という意味の英語表現にfaint glimmers of a silver lining があります。Every
cloud has a silver lining.(雲はすべて銀の裏地を持っている)のことわざに由来する言葉です。