※~ be handed a
rebuke ~が叱責(しっせき)される
【例文】
Lack of a feeling of
tension, complacency and overconfidence of top management were handed a rebuke
at the general meeting of stockholders.
トップマネジメントの緊張感の欠如、慢心、そして自信過剰が株主総会で叱責を受けた。
【ネイティブスピーカーの発音】
【だいじな表現】
lack of a feeling (sense)
of tension 緊張感の欠如
complacency 慢心
overconfidence 過信・自信過剰
top management トップマネジメント
【かいせつ】
① Lack
of a feeling of tension, complacency and overconfidence of top management : トップマネジメントの緊張感の欠如、慢心、そして自信過剰
lack of~で「~の欠如」。dearthも同じような意味で使われます。
lackは、何かが不足していたり、欠けていることです。例えばlack teethは「実効性を欠く」、lack steamは「勢いを失う」と言う意味です。
また「乏しい」はscarce,
poor, short、「不十分な・乏しい」はscantなどが使われます。
feelingは「感覚・感情・意識」。例えばfeeling
of satisfactionは「満足感」です。senseにもfeelingと同様の意味があります。
tensionは、ひもやロープなどを「ピンと張る」という意味の動詞tenseの名詞形です。これは精神的な意味合いでも使われ、ここでは「緊張・ストレス・不安」などの意味です。
よく、ワクワクすると「テンションが上がるなぁ」と言う人が多いですね。でも実は、「緊張するなぁ・ストレスたまるなぁ」と言っているのと同じなわけです(笑)。
complacencyは「慢心・独りよがり・自己満足」。
「慢心する」はget conceited、「~に慢心して」はbe complacent about~。
overconfidence は「自信過剰」。これは本人の力を過大評価していることを意味しますが、本人以外の何かを過大評価する場合はoverestimate(動詞・名詞)を使います。
例)overestimate his
power「彼の力を過大評価する」
top managementは、「会社の上層部」を指します。そのままカタカナで「トップマネジメント」と言うこともあります。
会社での「中間管理職」はmiddle
management、「下級管理職」は、lower managementと言います。
参考までに、図にまとめました(↓)
② were handed a rebuke at the general meeting of stockholders:株主総会で叱責を受けた。
~ be handed a rebukeで「~が叱責される・叱責を受ける」。
rebukeは「叱責」。reproach,
scoldingも「叱責」の意味です。「説教(する)」と言いたい場合には、preachを使います。
general meeting of
stockholdersは、「株主総会」。shareholders meetingとも言います。
一般に株式会社には、3つの機関[株主総会、取締役会、監査役会]があり、
そのうち会社の大きな方向性を決める最高意思決定機関が、会社のオーナーすなわち株主(stockholder)の集まりである株主総会(general meeting
of stockholders)です。
取締役会(board of
director)は、プロとしての経営管理者の実務的な意思決定機関です。
そして、監査役会(board of
auditors)は代表取締役(representative director)をはじめ取締役ら(directors)によって適正に経営管理が行われているかをチェックする機関です。
このように、株式会社では、3つの機関が独立しつつ、相互に役割分担をしながら、ある意味ではけん制し合う関係を作り、それが経営に安定感を与えるように工夫されています。
なお、会社のオーナー(株主)は経営の大きな方向性だけを決め、後は経営のプロ(経営者)に任せるべきという考え方を「所有と経営の分離(separation of
ownership from management)」と言います。バーリー&ミーンズ(米国の法学者Adolphe
A. Barle, Jr. と経済学者Gardiner C. Means)が提唱しました。