2015年4月21日火曜日

「同床異夢」って英語でなんて言う?

※ 同床異夢  While A and B are in the same bed, they are having different dreams

【例文】
While the company and its partner might be in the same bed, they are having different dreams.
その会社とパートナー企業は、同床異夢の状態なのかもしれない。

【ネイティブスピーカーの発音】



【だいじな表現】
different 異なる・様々な

【かいせつ】
companyは、「会社」を意味するポピュラーな表現で、規模や内容を問わず使える単語です。

会社の規模を明確に示す場合は、次のようになります。
・小企業:small company, small business, small firm など
・中小企業:small and medium-sized company など
・大企業:big company, large company, major company, big business

また、「親会社」「子会社」を示す表現は、下記のとおりです。
・親会社:parent company, parent corporation, proprietary company
  ※holding,  holding company(持株会社)
・子会社:subsidiary, subsidiary company

なお、法人格をもつ株式会社には、corporationを使うことが多いです(特に米国)。その他、会社を表す単語としては、firm enterpriseなどがあります。

partnerは、ここでは「パートナー企業(partner company)」を指します。つまり、協力関係にある企業です。complementor(補完企業・協力企業)と言う場合もあります。さらに、「提携企業」という場合には、affiliated companyを使います。
反対に、競合(ライバル)会社を示す表現としては、competitor, rival corporationなどがあります。

While A and B are in the same bed, they are having different dreams.で、「Aとは、同床異夢の状態である」という意味です。

whileは、ここでは「~だが、~とは言え」という逆接の接続詞です。although, thoughも同じく「~だが」という意味です。

つまり、同床異夢とは、同じ寝床に寝ていながら、それぞれが違う夢を見ることです。これが転じて、同じ事をしていたり同じ立場にありながら、考え方や目的が違うことを意味します。

今回の英文は、その会社とパートナー会社は、同じ事業に取り組んでいるのに、考え方や目的が違う状態が続いていたことを示しています。

次の英語表現も同床異夢を現します。
sleeping in the same bed but having different dreams
 (同じ寝床にいながらも違う夢を見ている)
cohabiting but living in different worlds
 (同居しているが違う世界に生きている)

ちなみに同床異夢の類似表現に、「呉越同舟(ごえつどうしゅう)」があります。これは、仲が悪い者や敵同士が同じ場所や境遇にいることで、英語では、bitter enemies in the same boat, friend and foe in the same boatなどと表現します。

なお、ここでは、While the company and its partner might be ・・・と、推量の助動詞mightがありますので「同床異夢の状態だったのかもしれない」となります。

同じく「~かもしれない」という推量の意味を持つ助動詞にmayがあります。日本語訳としては、やはり「~かもしれない」となりますが、mightと比べた場合、若干ながらmayのほうが確実性が高いようです。

このように、確からしさを示す表現には段階があります。絶対的なものではなく、個人差もありますが、一応の目安として覚えておくと便利です。よかったら参考にしてくださいね。

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宮崎哲也著
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明日香出版社