2015年4月20日月曜日

「はっきりしてくる」って英語でなんて言う?

※ 〜がはっきりしてくる    become pronounced

【例文】
The differences in strategies between the headquarters and the local branch have become pronounced.
本社と現地の支社との間の戦略の違いがはっきりしてきた。

【ネイティブスピーカーの発音】


【だいじな表現】
headquarters 本社 ⇆ branch 支社
strategy 戦略 ⇆ tactic 戦術

【かいせつ】
① The differences in strategies between the headquarters and the local branch:本社と現地の支社との間の戦略の違い

differenceは「違い」・相違」あるいは「差・差異」という意味です。different「違っている・異なる」の名詞形です。

ただしdifferentの後に名詞の複数形が続くとvariousと同じように「様々な・種々の」という意味になります。
例)different sizes「様々なサイズ」

strategyは「戦略」という意味です。ただし、tactic(戦術)とよく混同されます。これらの表現は、日本語で見るとよく似ているように感じますが、下記のようにその意味するところは大きく異なるので、注意が必要です。
       ↓ ↓ ↓ ↓ 

      

between A and Bは「ABの間に(で)」。ただし、「二つの者(物)の間の」という場合に使います。特に「三者以上の者(物)の間の」はamongを使います。

headquartersは「本社」。head officeとも言います。
「支社」はbranchあるいはbranch officeとも言います。

local branchは「現地の支社」。
localは、「地方の、地元の」のほか「現地の・地場の」という意味でも使われます。
ちなみにlocal[地方(の)] の反意語は、central [中央(の)]です。また、rural [田舎(の))の反意語はurban[都会(の)]、provincial (首都以外の)の反意語は、capital[首都(の)]ですので、一緒に覚えておきましょう。


② have become pronounced:はっきりしてきた。
become pronouncedは「はっきりする・顕著になる」。
pronouncedは「目だった・明白な」あるいは「話された」という意味です。
ここでは、havehas)+過去分詞(become)と現在完了形になっていますので、「はっきりしてきた」となります。

ちなみにpronounce(動詞)は「発音する」という意味が比較的よく知られていますが、「公表する・宣言する」という場合も使います。

なお、pronounced の類似表現には、prominent「目立つ」, salient「顕著な・際立った」, conspicuous「明白な・目立つ」などがあります。


【おまけ】

上で紹介したのは、「本社」と「支社」の表現ですが、一般的には「会社」と言う場合は、companyがよく使われますね。

companyは、規模の大小に限らず使えますが、会社の規模を明確に示す場合は、次のようになります。
・小企業:small company, small business, small firm など
・中小企業:small and medium-sized company など
・大企業:big company, large company, major company, big business

また、「親会社」「子会社」を示す表現は、下記のとおりです。
・親会社:parent company, parent corporation, proprietary company
  ※holding(持株会社)
・子会社:subsidiary, subsidiary company
  ※affiliated companyは、「子会社」または「提携会社」と訳す場合もある。


なお、法人格をもつ株式会社には、corporationを使うことが多いです(特に米国)。その他、会社を表す単語としては、firm enterpriseなどがあります。


See you(^^)/~~

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