2015年3月2日月曜日

「なおざりにする」って英語でなんて言う?


なおざりにする  軽視する:slight 


【例文】
To prevail amid global competition, the LCC must win in airfares and services without slighting safety.
グローバル競争の中で勝ち抜くには、そのLCCは安全性をなおざりにすることなく、航空運賃やサービスの面で勝たなければならない。


【だいじな表現】

LCC: Low Cost Carrier 格安航空会社

【ネイティブスピーカーの発音】
【かいせつ】

① To prevail amid global competition:グローバル競争の中で勝ち抜くには、


prevailは、「勝つ・勝利を得る」などの意味です。ここでは「勝ち抜く」と訳していますが、これを「生き残る」と解釈すると、surviveが使えます。また、単に「勝つ」という場合はwinとも言います。


amidは前置詞で「~の真っただ中で」、global competitionは「グローバル競争」の意味です。


competitionは、競争を意味するポピュラーな表現です。

ビジネスでは、様々な競争があります。最近では、迅速性(agility)を追求するagile competition(アジル・コンペティション)も見られます。


なお、cut throat competitionと言えば「破滅的競争」、またworkable competitionと言えば、「有効競争(完全競争状態ではなくても、実質的に一定の競争が行われている状況)」となります。


② the LCC must win in airfares and services without slighting safety:そのLCCは安全性をなおざりにすることなく、航空運賃やサービスの面で勝たなければならない


LCCは、Low Cost Carrierの略で「格安航空会社」。日本語に訳さずそのままLCCと言うことも多いです。文字通り、運賃が通常の航空会社よりかなり安い航空会社です。様々な面で効率化を図り、さらにコスト一部のサービスを有料化するなどして、格安の運賃を実現しているのが特徴です。


LCCでよく知られているのは、アメリカのサウスウェスト航空、マレーシアのエアアジアなどです。日本では、ピーチアビエーションやバニラ・エアなどがあります。


mustは「~しなければならない」という強制の意味の助動詞です。have toも同じように使われます。


mustと似た意味の助動詞にshouldがあります。これは義務を示す助動詞で「~すべきである」という意味です。ought to も同様の意味で使われます。

had better「~した方がよい」も義務にかかわる助動詞ですが、その強度は、must(have to)>had better>should(ought to)という序列になります。


ちなみにhad better は、日本語ではやや弱い感じがするかもしれませんが、英語では「~した方がよい(さもないと困るぞ)」という強いニュアンスがあるので要注意です。


win in は「~で勝つ・成功する」などの意味です。ちなみに、win over~

「~を説得する」という意味になるんですよ。


airfare(s)は「航空運賃」 fareは「運賃・乗車料金」の意味です。

ちなみに、「バス運賃」はbus fare、「電車運賃」はtrain fare、「タクシー運賃」はtaxi fare、「船賃」はfreightと言うんですよ。


ついでに言うと、「公平な」という意味で「フェア」と言う場合は、fareではなくfairを使うので注意してくださいね。


servicesは「サービス・奉仕」。serve(奉仕する)の名詞形です。


without slightingは「なおざりにせずに」となります。

withoutは「~なしに」という意味の前置詞です。

slightは「なおざりにする・軽視する」という意味です。形容詞として、「軽い」「わずかな」という意味もあります。


safetyは「安全性・安全・無事」を示す表現で、「安全装置」の意味もあります。例えば、「安全意識」は、safety awarenessと表現できます。


See you(^^)/~~

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