※
なおざりにする 軽視する:slight
【例文】
To prevail amid global competition, the LCC must win in airfares and services without slighting safety.
グローバル競争の中で勝ち抜くには、そのLCCは安全性をなおざりにすることなく、航空運賃やサービスの面で勝たなければならない。
【だいじな表現】
LCC:
Low Cost Carrier 格安航空会社
【ネイティブスピーカーの発音】
【かいせつ】
【ネイティブスピーカーの発音】
【かいせつ】
① To prevail amid global competition:グローバル競争の中で勝ち抜くには、
prevailは、「勝つ・勝利を得る」などの意味です。ここでは「勝ち抜く」と訳していますが、これを「生き残る」と解釈すると、surviveが使えます。また、単に「勝つ」という場合はwinとも言います。
amidは前置詞で「~の真っただ中で」、global competitionは「グローバル競争」の意味です。
competitionは、競争を意味するポピュラーな表現です。
ビジネスでは、様々な競争があります。最近では、迅速性(agility)を追求するagile competition(アジル・コンペティション)も見られます。
なお、cut throat competitionと言えば「破滅的競争」、またworkable
competitionと言えば、「有効競争(完全競争状態ではなくても、実質的に一定の競争が行われている状況)」となります。
② the LCC must win in airfares and services without slighting safety:そのLCCは安全性をなおざりにすることなく、航空運賃やサービスの面で勝たなければならない
LCCは、Low Cost Carrierの略で「格安航空会社」。日本語に訳さずそのままLCCと言うことも多いです。文字通り、運賃が通常の航空会社よりかなり安い航空会社です。様々な面で効率化を図り、さらにコスト一部のサービスを有料化するなどして、格安の運賃を実現しているのが特徴です。
LCCでよく知られているのは、アメリカのサウスウェスト航空、マレーシアのエアアジアなどです。日本では、ピーチアビエーションやバニラ・エアなどがあります。
mustは「~しなければならない」という強制の意味の助動詞です。have toも同じように使われます。
mustと似た意味の助動詞にshouldがあります。これは義務を示す助動詞で「~すべきである」という意味です。ought
to も同様の意味で使われます。
had
better「~した方がよい」も義務にかかわる助動詞ですが、その強度は、must(have to)>had
better>should(ought to)という序列になります。
ちなみにhad better は、日本語ではやや弱い感じがするかもしれませんが、英語では「~した方がよい(さもないと困るぞ)」という強いニュアンスがあるので要注意です。
win
in ~は「~で勝つ・成功する」などの意味です。ちなみに、win over~で
「~を説得する」という意味になるんですよ。
airfare(s)は「航空運賃」 。fareは「運賃・乗車料金」の意味です。
ちなみに、「バス運賃」はbus fare、「電車運賃」はtrain fare、「タクシー運賃」はtaxi fare、「船賃」はfreightと言うんですよ。
ついでに言うと、「公平な」という意味で「フェア」と言う場合は、fareではなくfairを使うので注意してくださいね。
service(s)は「サービス・奉仕」。serve(奉仕する)の名詞形です。
without
slightingは「なおざりにせずに」となります。
withoutは「~なしに」という意味の前置詞です。
slightは「なおざりにする・軽視する」という意味です。形容詞として、「軽い」「わずかな」という意味もあります。
safetyは「安全性・安全・無事」を示す表現で、「安全装置」の意味もあります。例えば、「安全意識」は、safety awarenessと表現できます。
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