2015年3月23日月曜日

「忌憚(きたん)なく話す」って英語でなんて言う?

  忌憚(きたん)なく話す speak without reserve

【例文】
The new leader tends to speak his outright opinions without reserve.
新リーダーは率直な意見を忌憚無く話す傾向がある。

【だいじな表現】
tend to~する傾向がある
outright あからさまな(あからさまに)  率直な(率直に)

【ネイティブスピーカーの発音】
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【かいせつ】
The new leader tends to ~:新リーダーは~する傾向がある

leaderは、lead(導く)人、つまり「リーダー・指導者」などの意味です。
leader
には「(顧客などを)導くもの」という意味があることから、「目玉商品(loss leader)」の意味で使われることもあります。

また、余談ですが、金属の「鉛」もleadと同じ綴りです。

なお、leadershipと綴りがよく似た言葉にreadershipがあります。これは、「読者層・読者数」という意味です。

tend toは、「~する傾向がある」という意味で、「~しがちである」などと訳されることもあります。tendは、ある一定の方向に進むことを示す動詞です。tend には、「気を配る・世話をする」などの意味もあります。
例)tend a plant(植物の世話をする)

「~する傾向がある」という意味の表現には、tend toの他にも、be apt to~、have a tendency to~、be incline to~などがありますよ。


speak his outright opinions without reserve:率直な意見を忌憚なく話す
speak without reserveで、「忌憚なく話す」。
withoutは、「~なしに」という意味の前置詞です。
reserveは「予備品・保存」などの意味ですが、ここでは「制限」の意味です。
制限なく話をするということですね。
また、「歯に衣着せぬ」は、not mince mattersという表現があります。

ちなみに、reserveには、「貯え・積立金」などの意味もあります。例えば、internal reserveは、「内部留保」のことです。

また、準備金という意味もありますよ。例えば「外貨準備」はforeign currency reserveです。外貨準備は、政府や中央銀行が国際間の経済取引や為替介入などに備えて準備しておく外貨です。
現在、世界で一番外貨準備が多いのは中国で、38,800億米ドル(約450兆円)にのぼります。2位は日本(12660億米ドル:約147兆円)です(いずれも2013年)。
なお、FRBと言えば、Federal Reserve Bank(Board)の略で、連邦準備銀行(理事会)、すなわち米国の中央銀行のことですね。日本の日本銀行(BOJ: Bank of Japan)にあたる機関です。

outrightは、「率直な・あからさまな」。
また、「徹底的に」という意味もあります。completely, thoroughlyも同じ意味です。

opinionは、「意見」。「見解」という意味でも使えます。viewも同じ意味です。また「(専門家の)見解や知識」はexpertiseと言うんですよ。



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