※ 以前にも増してはっきりしてくる become
more clear than ever
【例文】
A symptom of cut- throat
competition between the two big companies has become clearer than ever.
二大企業間の破滅的競争の兆候が、以前にも増してはっきりしてきた。
【だいじな表現】
symptom 兆候
cut-throat competition 破滅的競争
【ネイティブスピーカーの発音】
※ 丸いボタンを押すと音声が流れます。
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【かいせつ】
①A symptom of cut-throat competition
between the two big companies: 二大企業間の破滅的競争の兆候が
symptomは、「兆候」。
symptom of~で「~の兆候」。sign of~も同じ意味です。
また「かすかな明るい兆し」という場合は、faint
glimmers of a silver liningという表現があります。詳しくは【おまけ】をご覧ください。
cut-throat competitionは「破滅的競争」。cut-throatは、そのまま日本語にすると「喉を切る」です。これが転じて、「人殺し」という意味になります。
つまり、互いに生きるか死ぬかという激しい競争がcut-throat competitionというわけです。
競争にまつわる表現は、ほかにもあります。
・global competition「グローバル競争」
・agile competition「アジル・コンペティション」
迅速性(agility)を追求する競争です。
・workable
competition「有効競争(完全競争状態ではなくても、実質的に一定の競争が行われている状況)」
between the two big companiesは、「二大企業間」。
betweenは「~の間で」。厳密には、「二つの物(者)の間」という意味です。
「三者以上の多数の者(物)の間の」という場合は、amongを使います。
companyは「会社」を意味するポピュラーな表現で規模や内容を問わず使える単語です。
会社の規模を明確に示す場合は、次のようになります。
・小企業:small company,
small business, small firm など
・中小企業:small and
medium-sized company など
・大企業:big company,
large company, major company など
なお、法人格をもつ株式会社には、corporationを使うことが多いです(特に米国)。その他、会社を表す単語としては、firm やenterpriseなどがあります。
② has become clearer than ever:以前にも増してはっきりしてきた
become は「~になる」。become clearer than~で「~よりはっきりしてくる」です。ただし「has(have)+過去分詞(become)」と現在完了形ですので、「はっきりしてきた」となります。
everは、「今まで・これまで・かつて」など、何かの存在を肯定的に表す際に用いる言葉です。現時点より前のことを指しますので「以前」と訳しています。
何かの存在を否定的に表す際に用いるのが、neverです。「かつて~一度もない」「決して~ない」などと訳します。
ちなみに、「~以前に」は、in the
days before
例)in the days before the Internet 「インターネットが普及する以前に」
cf. the
quiet before the storm 「嵐の前の静けさ」
反対に「今後の」はin the days
aheadです。
【おまけ】
「かすかな明るい兆し」という意味の英語表現にfaint glimmers of a silver lining があります。Every
cloud has a silver lining.(雲はすべて銀の裏地を持っている)のことわざに由来する言葉です。