※ 痛恨の結末 heart-wrenching outcome
【例文】
It is a heart-wrenching outcome that the
terrorist group toyed with two Japanese lives.
そのテロ集団が2人の日本人の生命を弄(もてあそ)んだことは、痛恨の結末である。
【だいじな表現】
toy with~を弄(もてあそ)ぶ
【ネイティブスピーカーの発音】
【かいせつ】
① It is a heart-wrenching outcome
that~:~ことは、痛恨の結末である
It is…の組み立ては、「It+be動詞+A(名詞)+that~」で、「~ことはAである」と訳します。この場合のitは形式主語と言い、it自体に意味はなく、意味上の主語はthat以下の内容です。itを「それは・・・」などと訳さないようにしましょう。
heart-wrenchingは、胸が締め付けられるほど痛ましいことで、ここでは「痛恨の」と訳しています。
wrenchは、急激にねじれることや、ひねることです。関節をねんざするという意味でも使われます。工具のレンチ(ボルトやナットをねじって締め付けたり緩めたりする工具)という意味もあります。
そしてwrenchingは、wrenchの形容詞形で「苦痛を伴う・厳しい」という意味です。
例えば「苦渋の選択」はwrenching choiceと言います。agonizing choiceとほぼ同じ意味です。なお、「痛恨の極みである」と言いたい場合には、be extremely heartbreakingという表現を使うとよいでしょう。
(例文)
It is extremely heartbreaking that ordinary
citizens were killed by the terrorists.
一般市民がテロリストに殺害されたことは痛恨の極みである。
outcomeは、最終的にどうなったか、つまり結果や結末を示す単語です。
その他、結果・帰結・結末等を意味する類似表現としては、conclusion,
consequence, effect, end, result, upshotなどがあります。
② the terrorist group toyed with two
Japanese lives:そのテロ集団が2人の日本人の生命を弄(もてあそ)んだ
terrorist groupはテロリストの集団で「テロ集団・テログループ」。
ちなみに、terrorist attacksは「テロ攻撃」、terrorist organizationは「テロ組織」です。
「テロ行為」は、terrorismで、「サイバーテロ」は、cyber-terrorism。
toy with~は、「~を弄(もてあそ)ぶ・おもちゃにする」といった意味です。
play with~も同じような意味で使われます。ここでは、暗に「猟奇的に殺害した」という
ニュアンスが込められています。
livesは、ここでは「生命」の意味です。livesは複数形で、単数形はlifeです。
liveは動詞としても使われます。三単現(三人称・単数・現在)で使うときは、語尾にsがつくので、やはりlivesとなります。
ちなみに、live broadcastingと言えば、「生放送」という意味になりますよ。
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