2015年2月16日月曜日

「なんでもあり」って英語でなんて言う?

no-holds-barred  なんでもありの・例外も聖域もない・無制限の

【例文】
The CHO has forged ahead with the no-holds-barred reforms.
CHOは 例外も聖域もない 改革を推し進めてきた。

【だいじな表現】
forge ahead with~:~を推し進める
CHO( Chief Human resource Officer)最高人事責任者

【ネイティブスピーカーの発音】

【かいせつ】
① The CHO has forged ahead with ~:CHOは~を推し進めてきた

CHOChief Human resource Officerの略で「最高人事責任者」。人事戦略の統括責任者のことです。
ちなみに「人事部長」は、director of personnel affairsです。

forge ahead with~は「~を推し進める」。ここでは、havehas)+ been+過去分詞(forged)と「受動態の現在完了形」になっていますので、「推し進めてきた」となります。

forgeには「偽造する・(関係などを)築く」など様々な意味がありますが、ここでは「ゆっくり前進する・着実に進歩する」という意味です。forgeの代わりにcharge, press, pushを使うこともできます。
aheadは「前方に」という意味です。

ちなみに「推進する」という意味の英語表現には、drive, promote, propelなどがあります。


② the no-holds-barred reforms.
no-holds-barred は「なんでもありの・例外も聖域もない・無制限の」という意味です。

barredは「禁じられた・除外された」という意味です。
holdは、「耐える・拘束する・保持する」など様々な意味で使われますが、ここでは、レスリングなどの技であるhold(ホールド・押さえ込み)が語源となっているようです。
したがって、no-holds-barredは直訳すると「禁じられたホールドはない→どのようなホールドを使ってもよい」となります。これが転じて「なんでもありの」という意味になっていると考えられます。

また「聖域」を表す単語には、sanctuaryもあります。
なお、sacred cow (神聖なる牛)という表現も、比喩的に「聖域」を含意する言葉として使われることがあります。


reformは、組織や制度などをより良く変えていくことを指します。ここでは「改革」と訳しましたが、それ以外に「刷新・修正・矯正(する)」という意味もあります。
よく洋服や住宅などをリフォームする、といいますが、これは和製英語で、一般的には、下のような単語を使います。

洋服のリフォーム:alteration, remakingなど
住宅のリフォーム:house repair, rebuilding, remodeling, renovationなど


ちなみにreform oneselfは、「自己変革する、心を入れ替える」といった意味で使われます。



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