※ ヤジ heckling
【例文】
The nasty heckling words were yelled at the
CEO at the general meeting of stockholders.
株主総会でそのCEOに対して汚いヤジの言葉が浴びせられた。
【だいじな表現】
nasty 汚い
卑猥な ひどい
yell 大声を上げる
エールを送る
general meeting of stockholders 株主総会
【ネイティブスピーカーの発音】
【かいせつ】
① The nasty heckling
words were yelled at the CEO:そのCEOに対して汚いヤジの言葉が浴びせられた
nastyは「汚い・卑猥な・ひどい」などの意味です。不快で扱いにくい、意地の悪いことを示す表現です。ちなみに「不愉快な」という英語表現にはawful, despicable, disgusting, foul, hateful, unpleasant, vileなどがあります。foulには、野球の「ファウル」やその他の競技での「反則」という意味もあります。
hecklingはheckle(ヤジで妨害する)にingをつけた形です。
heckling wordは、ヤジの言葉のことです。
yell at~は「~を怒鳴りつける」という意味です。yellは「大声を出す」という意味です。
ここでは、were(be動詞の過去形)+過去分詞(yelled)と受動態になっていますので、「怒鳴りつけられた→(ヤジの言葉が)浴びせられた」となります。
ちなみにyellは、スポーツ選手などに「エールを送る」の意味でも使われます。
CEOは、Chief Executive Officerの略で、「最高経営責任者」のことです。
日本の「社長」や「代表取締役」などと同じような意味合いで使われます。
企業の役員は、アメリカの影響もあり、責任分担を明確にするため、「最高~責任者(Chief ~ Officer)」という肩書で呼ぶ企業が増えています。
ほかにも企業の役職者を示すときには、アルファベット3つを組み合わせた略号が使われることが多いので、表にまとめておきます。参考までに表にまとめました(↓)。
②at the general meeting
of stockholders:株主総会で
general meeting of stockholdersは、「株主総会」。
一般に大規模な株式会社には、3つの機関[株主総会、取締役会、監査役会]があります。
これらのうち株主総会(the general meeting
of stockholders)は、会社の大きな方向性を決める最高意思決定機関で、会社のオーナーすなわち株主(stockholder, shareholder)の集まりです。
取締役会(board of director)は、プロとしての経営管理者の実務的な意思決定機関です。
そして、監査役会(board of auditors)は代表取締役(representative director)をはじめ取締役ら(directors)によって適正に経営管理が行われているかをチェックする機関です。監査には、業務監査(operation auditing )と会計監査(accounting
auditing)があり、前者は監査役会、後者は外部の公認会計士(CPA: Certified Public
Accountant)の集まりである監査法人(auditing firm)によって行われます。
株式会社では、株主総会、取締役会、監査役会という3つの機関が独立しつつ、相互に役割分担をしながら、ある意味ではけん制し合う関係を作り、それが経営に安定感を与えるように工夫されています。
なお、会社のオーナー(株主)は経営の大きな方向性だけを決め、後は経営のプロ(経営者)に任せるべきという考え方を「所有と経営の分離(separation of ownership from management)」と言います。バーリー&ミーンズ(米国の法学者Adolphe A. Barle, Jr. と経済学者Gardiner C. Means)が提唱しました。
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