※ 魂胆(こんたん) ulterior motive
【例文】
Their ulterior motive is to put obstacles
in the way of the organizational reforms.
彼らの魂胆は、組織改革の邪魔をすることだ。
【だいじな表現】
・put obstacles in the way of ~:~の
邪魔をする
・organizational reform:組織改革
【ネイティブスピーカーの発音】
【ネイティブスピーカーの発音】
【かいせつ】
① Their ulterior motive
is to ~:彼らの魂胆は、~することだ
ulterior motiveは「魂胆」。ulteriorは、ここでは「隠された」という意味です。
例)ulterior purpose: 隠された(裏にある)目的
motiveは「動機・主意」などの意味です。芸術作品などの主題はモチーフ(motif)と言いますが、motiveも同じ意味で使われています。
ulterior motiveは、直訳すると「隠された動機」ということになります。
また、「動機」に関連する単語としては、motiveの他に、motivationがあります。「刺激・誘因・意欲・動機づけ」などの意味があります。
例)motive for murder:殺人の動機
motivation for learning:学習意欲
ただし、motive が「動機」そのものや何かを「駆動させる力」を意味するのに対して、motivationは「動機や意欲が掻き立てられること」を意味しているので、両者には微妙なニュアンスの違いがあると言うべきでしょう。
be to ~は、「~することである」。~の部分には動詞の原形が来ます。文法用語では、「不定詞の名詞的用法」と言います。
② put obstacles in the
way of the organizational reforms:組織改革の邪魔をする
put obstacles in the way of~で「~の邪魔をする」。
obstacleは「障害物」のことです。つまり、行く手(way)に障害物(obstacle)を置く(put)ということで「邪魔をする」という意味になるわけです。ちなみに障害物競争は、obstacle
raceと言うんですよ。また、obstacleと綴りが似た単語にspectacleがあります。これは「光景」「眺め」「壮観」「大がかりな見世物」などのことですね。
organizationalは「組織的な・組織の」。organization(組織)の形容詞形です。
organizationは「組織」を示すポピュラーな表現です。例えばcriminal organizationと言えば「犯罪組織」のことです。
ちなみに、生物の体内の「組織」は、tissueと言います。
例)tissue cancer(組織がん)
なお、ティッシュペーパーはtissue paperあるいはtissueと言います。また、アメリカでは、ティッシュペーパーの商品名であるKleenex(クリネックス)と言うことが多いようです。そういえば、日本でも、ばんそうこうを「バンドエイド」などと言ったりしますよね。
reformは、組織や制度などをより良く変えていくことを指します。ここでは「改革」と訳しましたが、それ以外に「刷新・修正・矯正(する)」という意味もあります。
よく洋服や住宅などをリフォームする、といいますが、これは和製英語で、一般的には、下のような単語を使います。
洋服のリフォーム:alteration, remakingなど
住宅のリフォーム:house repair, rebuilding,
remodeling, renovationなど
ちなみにreform oneselfは、「自己変革する、心を入れ替える」といった意味で使われます。
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