2015年1月21日水曜日

「全面的な見直し」って英語でなんて言う?

※ 全面的な見直し     blanket reviews

【例文】
The organizational reforms have been implemented through blanket reviews of the rules.
その組織改革は、規則の全面的な見直しを通じて遂行されてきた。

【だいじな表現】
reform 改革
blanket 毛布 覆うもの 全面的な

【ネイティブスピーカーの発音】


【かいせつ】
① The organizational reforms have been implemented:その組織改革が遂行されてきた

organizationalは、「組織の」。organization(組織)の形容詞形です。
ちなみに、生物の体内の「組織」は、tissueと言います。
例)tissue cancer(組織がん)

なお、ティッシュペーパーはtissue paperあるいはtissueと言います。また、アメリカでは、ティッシュペーパーの商品名であるKleenex(クリネックス)と言うことが多いようです。
そういえば、日本でも、ばんそうこうを「バンドエイド」などと言ったりしますね。


reformは、組織や制度などをより良く変えていくことを指します。ここでは「改革」と訳しましたが、それ以外に「刷新・修正・矯正(する)」という意味もあります。
よく洋服や住宅などをリフォームする、といいますが、これは和製英語で、一般的には、下のような単語を使います。

洋服のリフォーム:alteration, remakingなど
住宅のリフォーム:house repair, rebuilding, remodeling, renovationなど
ちなみにreform oneselfは、「自己変革する、心を入れ替える」といった意味で使われます。


implementは計画や仕事などを「遂行する・実行する」という意味です。
ここでは、havehas)+ been+過去分詞(suggested)と「受動態の現在完了形」になっていますので、「遂行されてきた」となります。

ほかに、「(計画や仕事などを)実行する」の英語表現には、carry out, execute, fulfill, perform, push throughなどがあります。また、戦争や反対運動を実行する場合はwageが使われます。
例)wage a war of attrition(消耗戦を繰り広げる)



② through blanket reviews of the rules:規則の全面的な見直しを通じて

throughは、前置詞で、「~を通じて・通じた」という意味です。

blanketは、もともと、毛布や覆(おお)うものという意味です。カタカナで「ブランケット」といったりすることもありますね。
ただし、すっぽりと覆う様子から「全面的な・包括的な」という意味で使われることもあります。

reviewは、再検討や再調査なども含む「見直し」です。
「見る(view)」の前に「再~」を意味する接頭語re-が付いた表現です。

ruleは、「規則・きまり・ルール」などを示すポピュラーな表現です。また、文脈によっては、命令、条例などの意味でも使われます。



See you(^^)/~~

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