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地に足のついた down-to-earth
【例文】
The company should aim for down-to-earth reforms in order to
prevail amid fierce global competition.
熾烈なグローバル競争の中で勝ち抜くためには、その会社は地に足のついた改革を目指すべきである。
【だいじな表現】
aim for〜を目指す 〜を狙う
in order to〜するために=so as to〜
prevail 勝つ、勝利を得る
amid~ ~の真っただ中で
fierce 熾烈な 激しい
competition 競争
【かいせつ】
① The company should aim for down-to-earth reforms:その会社は地に足のついた改革をすべきである
companyは「会社」を意味するポピュラーな表現で規模や内容を問わず使える単語です。
会社の規模を明確に示す場合は、次のようになります。
・小企業:small company, small business, small firm など
・中小企業:small and medium-sized company など
・大企業:big company, large company, major company など
なお、法人格をもつ株式会社には、corporationを使うことが多いです(特に米国)。その他、会社を表す単語としては、firm
やenterpriseなどがあります。
shouldは、義務を示す助動詞で「~すべきである」という意味です。ought to も同様の意味で使われます。
must(have to)「~しなければならない」、had better「~した方がよい」も義務にかかわる助動詞ですが、その強度は、must(have to)>had better>should(ought to)という序列になります。
なお、had better は、日本語ではやや弱い感じがするかもしれませんが、英語では「~した方がよい(さもないと困るぞ)」という強いニュアンスがあるので要注意です。
aim for~は「~を目指す・目的にする」という意味です。
ここでは、動詞として使っていますが、名詞のaimは、「目的」の意味です。
purpose, objectなども「目的」という意味です。
「目的」とよく混同される言葉に「目標」があります。
簡単に言うと、目的は、「~したい・なりたい・~になる」というその人の思いや希望、価値観が反映された主観的な意図です。
一方、目標は、目的をさらに具体化したある時点での客観的な到達点であり、数値的な要素が入ることが多いです。
例えば、「会社を発展させる」が目的で、「3年で売上を3倍にする」が目標です。
もっと日常的な例で言うと、「痩せてカッコよくなる」が目的で、「3カ月で3キロ痩せる」というのが目標ということになりますね。
down-to-earthは「地に足のついた」。「堅実な・現実的な」などと訳すこともあります。
reformは、組織や制度などをより良く変えていくことを指します。ここでは「改革」と訳しましたが、それ以外に「刷新・修正・矯正(する)」という意味もあります。
よく洋服や住宅などをリフォームする、といいますが、これは和製英語で、一般的には、下のような単語を使います。
洋服のリフォーム:alteration, remakingなど
住宅のリフォーム:house repair, rebuilding, remodeling, renovationなど
ちなみにreform oneselfは、「自己変革する、心を入れ替える」といった意味で使われます。
② in order to prevail amid fierce global competition:熾烈なグローバル競争のなかで勝ち抜くためには
in order to~は「~(する)ために」。so as to~も同じ意味です。
prevailは、「勝つ・勝利を得る」などの意味です。ここでは「勝ち抜く」と訳していますが、これを「生き残る」と解釈すると、surviveが使えます。また、単に「勝つ」という場合はwinとも言います。
amidは前置詞で「~の真っただ中で」。
fierce は、「熾烈な・激しい」。
ちなみにfierceに綴りが似ている単語にpierceがありますが、これは「穴をあける」という意味です。女性が耳に付けるピアスもpierceに由来すると考えられます。
competitionは、競争を意味するポピュラーな表現です。
ビジネスでは、様々な競争があります。例えば、グローバル競争はglobal competition。最近では、迅速性(agility)を追求するagile competition(アジル・コンペティション)も見られます。
なお、cut throat competitionと言えば「破滅的競争」、またworkable
competitionと言えば、「有効競争(完全競争状態ではなくても、実質的に一定の競争が行われている状況)」となります。