※
〜が指摘されている it is
suggested that〜
【例文】
It has been suggested that Japanese companies should take an
open innovation strategy.
日本企業はオープンイノベーション戦略をとるべきだと指摘されてきた。
【だいじな表現】
open innovation オープンイノベーション ⇄ closed innovation クローズドイノベーション
strategy 戦略 ⇄ 戦術 tactic
【ネイティブスピーカーの発音】
【かいせつ】
① It has been
suggested that ~:~が指摘されてきた
文頭のitは、形式主語で、意味上の主語はthat以下の内容です。itを「それは・・・」などと訳さないように気を付けましょうね。
suggestは、「提案する」のほか、「暗示する・ほのめかす・示唆する」などの意味です。
ここではhave(has)+ been+過去分詞(suggested)と「受動態の現在完了形」になっていますので、「指摘されてきた」となります。
ちなみに「示す・見せる」という意味の英語表現には、display, express, exhibit, illustrate, indicate, reveal, show,
suggestなどがあります。
② Japanese companies
should take an open innovation strategy:日本企業はオープンイノベーション戦略をとるべきだ
Japanese companiesは「日本企業」。companyは「会社」を意味するポピュラーな表現で規模や内容を問わず使える単語です。
会社の規模を明確に示す場合は、次のようになります。
・小企業:small company, small business, small firm など
・中小企業:small and medium-sized company など
・大企業:big company, large company, major company など
なお、法人格をもつ株式会社には、corporationを使うことが多いです(特に米国)。その他、会社を表す単語としては、firm やenterpriseなどがあります。
shouldは、義務を示す助動詞で「~すべきである」という意味です。ought to も同様の意味で使われます。
must(have to)「~しなければならない」、had better「~した方がよい」も義務にかかわる助動詞ですが、その強度は、must(have to)>had better>should(ought to)という序列になります。なお、had better は、日本語ではやや弱い感じがするかもしれませんが、英語では「~した方がよい(さもないと困るぞ)」という強いニュアンスがあるので要注意です。
take an open innovation strategyは「オープンイノベーション戦略をとる」。
innovationは、カタカナで「イノベーション」と呼ばれ、日本語訳は「技術革新」とされることが多いですが、もともとは、技術に限らず、革新・新機軸を生み出すこと全般を指します。参考までにいろいろなイノベーションを図にまとめておきます。
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open innovationとは、社内外の人材や技術などの経営資源を活用して製品やサービスの開発などにつなげるイノベーションのことです。open innovationの反意語はclosed innovationで、この場合は、自社内のみの経営資源を活用します。
その他、イノベーションには様々な分類がありますので、表にまとめておきます。
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strategyとよく混同される表現にtactic(戦術)があります。
日本語で見るとよく似ているように感じますが、下記のようにその意味するところは大きく異なるので、注意が必要です。
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