2014年12月9日火曜日

「~したい一心で」って英語でなんて言う?

※ ~したい一心で   out of the desire to

【例文】
Easily compromising on the matter out of the desire to make a contract with the big company is questionable.
大企業と契約したい一心で、その件で安易に妥協するのは問題だ。

【だいじな表現】
easily  安易に  簡単に
compromise 妥協(する)
make a contract with ~と契約する
questionable 疑問である   問題である

【ネイティブの発音】


【かいせつ】
① easily compromising on the matter:その件における安易な妥協

easilyは「安易に・たやすく」という意味の副詞です。
compromisingは、compromise(妥協案、和解、妥協する・譲歩する=concede)ingがついて名詞化したものです。

また、妥協に近い言葉として、eclectic「折衷的な」があります。eclecticism「折衷主義」、eclectics 「折衷案」。

なお、裁判によらない「和解」や「示談」は、out of the court settlementなどと呼ばれることがあります。裁判所などの第三者によって行われる「和解」や「調停」は、reconcilementと言います。cf. reconcile「和解させる」。

matterは、「問題」という意味のほか、事柄、争点、原因、根拠、状況を表すこともあります。
例)related matters(関連事項)


② out of the desire to make a contract with the big company:大企業と契約したい一心で

out of the desire toは、「~したい一心で」。
desireは、熱望や切望することを指します。

make a contractは、「契約する」。
ink a contract, conclude a contractも同じく「契約を結ぶ」「契約を締結する」という意味です。なお、contract には、「罹患(りかん)する」と言う意外な意味もあるので、要注意ですね。He contracts lung cancer.彼は肺がんに罹患している。

companyは、「会社」を意味するポピュラーな表現で、規模や内容を問わず使える単語です。
会社の規模を明確に示す場合は、次のようになります。

・小企業:small company, small business, small firm など
・中小企業:small and medium-sized company など
・大企業:big company, large company, major company など

なお、法人格をもつ株式会社には、corporationを使うことが多いです(特に米国)。その他、会社を表す単語としては、firm enterpriseなどがあります。


③ is questionable:~は問題だ

questionableは、もともと、「疑問の余地がある」という意味です。疑問があるということは、どこかに問題があるので、「問題だ」と訳しています。

このように語尾が-ableで終わる単語は、なんらかの可能性を含む意味になることが多いです。いくつか例をあげておきます。
countable(数えられる)
imageable(イメージできる)
returnable(返却できる) ※returnable bottle【リターナブル瓶】
understandable(理解できる)


【今日のまとめとおさらい】

ためになったらシェアを!
クリックお願いします。。

======================
本気で実務翻訳家を目指す人に耳より情報!

   ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 























宮崎哲也著
『はじめての「マクロ・ミクロ経済学」1年生』
明日香出版社