※ ~したい一心で out of the desire to~
【例文】
Easily compromising on the matter out of the
desire to make a contract with the big company is questionable.
大企業と契約したい一心で、その件で安易に妥協するのは問題だ。
【だいじな表現】
easily
安易に 簡単に
compromise 妥協(する)
make a contract with ~と契約する
questionable 疑問である 問題である
【ネイティブの発音】
【かいせつ】
① easily
compromising on the matter:その件における安易な妥協
easilyは「安易に・たやすく」という意味の副詞です。
compromisingは、compromise(妥協案、和解、妥協する・譲歩する=concede)にingがついて名詞化したものです。
また、妥協に近い言葉として、eclectic「折衷的な」があります。eclecticism「折衷主義」、eclectics 「折衷案」。
なお、裁判によらない「和解」や「示談」は、out of the court
settlementなどと呼ばれることがあります。裁判所などの第三者によって行われる「和解」や「調停」は、reconcilementと言います。cf. reconcile「和解させる」。
matterは、「問題」という意味のほか、事柄、争点、原因、根拠、状況を表すこともあります。
例)related matters(関連事項)
② out of the
desire to make a contract with the big company:大企業と契約したい一心で
out of the
desire to~は、「~したい一心で」。
desireは、熱望や切望することを指します。
make a
contractは、「契約する」。
ink a contract, conclude a contractも同じく「契約を結ぶ」「契約を締結する」という意味です。なお、contract には、「罹患(りかん)する」と言う意外な意味もあるので、要注意ですね。He
contracts lung cancer.彼は肺がんに罹患している。
companyは、「会社」を意味するポピュラーな表現で、規模や内容を問わず使える単語です。
会社の規模を明確に示す場合は、次のようになります。
・小企業:small company, small business,
small firm など
・中小企業:small and medium-sized company など
・大企業:big company, large company, major
company など
なお、法人格をもつ株式会社には、corporationを使うことが多いです(特に米国)。その他、会社を表す単語としては、firm やenterpriseなどがあります。
③ is questionable:~は問題だ
questionableは、もともと、「疑問の余地がある」という意味です。疑問があるということは、どこかに問題があるので、「問題だ」と訳しています。
このように語尾が-ableで終わる単語は、なんらかの可能性を含む意味になることが多いです。いくつか例をあげておきます。
・countable(数えられる)
・imageable(イメージできる)
・returnable(返却できる) ※returnable bottle【リターナブル瓶】
・understandable(理解できる)