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両にらみの戦略 a two-pronged
strategy
【例文】
The company will take a two-pronged strategy of cooperation
and competition.
その会社は協力と競争という両にらみの戦略をとるだろう。
【だいじな表現】
cooperation 協力、協調、連携
【ネイティブスピーカーの発音】
【中学英文法によるかいせつ】
①The company will take その会社は~をとるだろう
companyは、「会社」を意味するポピュラーな表現で、規模や内容を問わず使える単語です。
会社の規模を明確に示す場合は、次のようになります。
・小企業:small company, small business, small firm など
・中小企業:small and medium-sized company など
・大企業:big company, large company, major company など
なお、法人格をもつ株式会社には、corporationを使うことが多いです(特に米国)。その他、会社を表す単語としては、firm
やenterpriseなどがあります。
② a two-pronged strategy of cooperation and competition 協力と競争という両睨みの戦略
a two-pronged strategyは、「両睨みの戦略」。
prongedは、「先が分かれた」という意味ですが、攻撃をしかける際の「方面」という意味もあります。例えば、two-pronged attackは、「二面攻撃、両面攻撃」です。
なお、prongedに綴りが似た単語にprolongedがありますが、これは「延長した、長引く」という意味です。
strategyは、「戦略」です。よく混同される表現にtactic(戦術)があります。
この点については、【おまけ】をご覧ください。
strategyの後に続くofは、「~の、~という」という意味の前置詞です。
cooperationは、協力や提携を、competitionは、競争を意味します。協力と競争は、相反する概念ですので、「両にらみ」と言えます。
ちなみに、cooperationは、Thank you for your cooperation.というように、メールや手紙の挨拶にもよく使われます。直訳すると「あなたのご協力に感謝します」ですが、日本人がよく使う「よろしくお願いします」に当たる表現と捉えることも可能でしょう。
また、competitionを使う表現もいろいろありますよ。
ビジネスでは、様々な競争があります。例えば、グローバル競争はglobal competition。最近では、迅速性(agility)を追求するagile competition(アジル・コンペティション)も見られます。
なお、cut throat competitionと言えば「破滅的競争」、またworkable
competitionと言えば、「有効競争(完全競争状態ではなくても、実質的に一定の競争が行われている状況)」となります。
なお、「ライバル企業」という場合には、rival よりもcompetitor という表現のほうが一般的に用いられています。また、competitor の対立概念として、complementor(協力企業、補完企業)があります。
【おまけ】
strategyとよく混同される表現にtactic(戦術)があります。
日本語で見るとよく似ているように感じますが、下記のようにその意味するところは大きく異なるので、注意が必要です。
【今日のまとめとおさらい】
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