2014年11月26日水曜日

「両にらみの戦略」って英語でなんて言う?

※ 両にらみの戦略     a two-pronged strategy

【例文】
The company will take a two-pronged strategy of cooperation and competition.
その会社は協力と競争という両にらみの戦略をとるだろう。

【だいじな表現】
cooperation 協力、協調、連携


【ネイティブスピーカーの発音】




【中学英文法によるかいせつ】

The company will take  その会社は~をとるだろう

companyは、「会社」を意味するポピュラーな表現で、規模や内容を問わず使える単語です。
会社の規模を明確に示す場合は、次のようになります。

・小企業:small company, small business, small firm など
・中小企業:small and medium-sized company など
・大企業:big company, large company, major company など

なお、法人格をもつ株式会社には、corporationを使うことが多いです(特に米国)。その他、会社を表す単語としては、firm enterpriseなどがあります。


② a two-pronged strategy of cooperation and competition 協力と競争という両睨みの戦略

a two-pronged strategyは、「両睨みの戦略」。

prongedは、「先が分かれた」という意味ですが、攻撃をしかける際の「方面」という意味もあります。例えば、two-pronged attackは、「二面攻撃、両面攻撃」です。

なお、prongedに綴りが似た単語にprolongedがありますが、これは「延長した、長引く」という意味です。

strategyは、「戦略」です。よく混同される表現にtactic(戦術)があります。
この点については、【おまけ】をご覧ください。

strategyの後に続くofは、「~の、~という」という意味の前置詞です。

cooperationは、協力や提携を、competitionは、競争を意味します。協力と競争は、相反する概念ですので、「両にらみ」と言えます。

ちなみに、cooperationは、Thank you for your cooperation.というように、メールや手紙の挨拶にもよく使われます。直訳すると「あなたのご協力に感謝します」ですが、日本人がよく使う「よろしくお願いします」に当たる表現と捉えることも可能でしょう。

また、competitionを使う表現もいろいろありますよ。
ビジネスでは、様々な競争があります。例えば、グローバル競争はglobal competition。最近では、迅速性(agility)を追求するagile competition(アジル・コンペティション)も見られます。
なお、cut throat competitionと言えば「破滅的競争」、またworkable competitionと言えば、「有効競争(完全競争状態ではなくても、実質的に一定の競争が行われている状況)」となります。
なお、「ライバル企業」という場合には、rival よりもcompetitor という表現のほうが一般的に用いられています。また、competitor の対立概念として、complementor(協力企業、補完企業)があります。

【おまけ】
strategyとよく混同される表現にtactic(戦術)があります。
日本語で見るとよく似ているように感じますが、下記のようにその意味するところは大きく異なるので、注意が必要です。

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【今日のまとめとおさらい】




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