2014年10月6日月曜日

「~と言ってよい」って英語で何て言う?

【今日のビジネス英語表現】
※ ~と言ってよい    it is safe to say that

【例文】
It is safe to say that the business performance of the company is steady as a whole on a consolidated basis.
その会社の業績は、連結ベースでは、概ね堅調と言ってよい。

【ネイティブスピーカーの発音】


【だいじな表現】
business performance:会社の業績  企業業績
as a whole:全体的に見て  全般的に 概ね
on a consolidated basis:連結ベースで


【中学英文法によるかいせつ】
この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります()



① it is safe to say that で「~と言ってよい・~と言って差し支えない」という意味になります。
また、it can be said that~ も同じように使われます。canは、可能を示す助動詞で、it is said that~(~と言われている)を少し柔らかくした表現です。

② the business performance of は、「~の実績」で、ofの後にcompanyがありますので、「その会社の実績」となります。companyについては、【おまけ】にまとめましたので、ご覧ください。

performanceは、実績のほか、性能、業績、(仕事などの)実行、などの意味で使われます。また、演技という意味もあります。日本語でも「パフォーマンス」をすると言ったりしますね。

steadyは、「安定した・着実な」などの意味です。「気を付けて!」「落ち着いて!」などと声をかけるときに使われることもあります。あるいは、周囲に認められた恋人も「ステディ(steady)」と言います。
・・・とsteadyには、いろいろ意味がありますが、ここでは「堅調な」と訳しています。
堅調とは、少しずつながら着実に上昇する傾向のことです。経済、企業の業績、相場などの様子を示すのに使われます。
堅調を示す英語表現は、ほかに、firm, robust, solid, strongなどがあります。

as a wholeは、「概ね・全体的に」などの意味です。wholeは、何かの全体を示す表現です。ケーキ1個丸ごとのことをホールケーキ(whole cake)と言ったりしますよね。

on a consolidated basisは「連結ベースで」。consolidatedは「固めた・強化した」という意味でも使われますが、ここでは「統合された」という意味です。会社の業績などの財務状態を示す場合、「単体ベース(non-consolidated basis)」と「連結ベース(consolidated basis)」があります。

単体ベースとは、子会社を含めず、その企業のみの状態を示すことです。反対に子会社や関連会社を含めた全体の状態を示す場合は、「連結ベース」「連結決算」など、連結という表現が使われます。


【おまけ】
companyは、「会社」を意味するポピュラーな表現で、規模や内容を問わず使える単語です。

会社の規模を明確に示す場合は、次のようになります。
・小企業:small company, small business, small firm など
・中小企業:small and medium-sized company など
・大企業:big company, large company, major company, big businessなど

なお、法人格をもつ株式会社には、corporationを使うことが多いです(特に米国)。その他、会社を表す単語としては、firm enterpriseなどがあります。



【今日のまとめとおさらい】

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