2014年10月12日日曜日

「~するのも当然」って英語でなんて言う?

※ 〜するのも当然である・〜するのももっとも(無理からぬこと)である:
have good reason to

【例文】
The director of personnel affairs has good reason to think that the applicant's area of expertise is quite different from what the company requires. 
人事部長が、その応募者の専門分野は会社が求めているものとは大きく異なっていると思うのも無理からぬことである。


【だいじな表現】
applicant:応募者
area of expertise:専門分野
director of personnel affairs:人事部長
what A 〜:Aが〜すること(もの)


【ネイティブスピーカーの発音】


【中学英文法によるかいせつ】 
この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります(↓)

① director of personnel affairsは、「人事部長」。

directorは、「取締役」という意味でも使われますが、ここでは業務の指導者という意味です。また、「部長」という意味の英語表現は、ほかにchief, head, managerなどがあります。

personnel affair(s)は、「人事(部)」という意味です。personnelは「職員・人事」などの意味です。綴りが似た単語にpersonalがありますが、これは「個人の、私的な」という意味です。
また、人事戦略の統括責任者は、CHOChief Human resource Officer:最高人事責任者)と言います。

また、affairは、ここでは、業務・実務という意味を示していますが、「出来事・事件・問題」などの意味もあります。
例)love affair(恋愛問題・色恋沙汰)
      serious affair(重大事件)


hashavegood reason to~は、「~するのも無理からぬことである」。
good reasonは、正当な理由という意味ですから、直訳すると「~する正当な理由がある」となります。have every reason to〜も同じような意味です。

類似表現は、下記のとおりです。
may well〜するのももっとも(当然)である
it is quite natural to〜:~するのも至極当然である
・〜become par for the course:〜が当たり前(当然)のようになる・常態化する

think thatは、「~と思う」という意味のポピュラーな表現です。
他に同じような意味の表現としては、consider that~などがあります。
また、希望や期待も込めて「~と思う」という場合は、hope that~と言います。
例) I hope that I can find another way.(ほかの方法が見つかると思う)


② applicantは、「応募者・志願者」。
area of expertiseは、「専門分野」。
expertiseは、「専門性・専門知識・(専門家の)見解」の意味です。
areaは、「地域」つまり、地理的な範囲を示す意味でよく使われますが、専門知識の領域や分野などの意味でも使われます。
例)area of study(研究領域・研究分野)

different fromは、「~と違う・異なる」。ここでは前にquiteがありますので、「大きく異なる」と訳しています。

quiteは、程度が並はずれたことを示す副詞で「かなり・非常に」などと訳します。so muchveryなども同じような意味で使われます。

what the company requiresは、「会社が求めているもの(こと)」。
ここのwhatは、疑問詞ではなく、関係代名詞として使われていますので、「何」ではなく、「~こと」と訳します。
会社が求めているのは何か・・・などと訳さないようにしましょう。


【今日のまとめとおさらい】

ためになったらシェアを!




にほんブログ村 英語ブログ ビジネス英語へ


======================
本気で実務翻訳家を目指す人に耳より情報!
   ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 















宮崎哲也著
『はじめての「マクロ・ミクロ経済学」1年生』
明日香出版社