※ 〜に屈する cave in to〜
【例文】
A leader of trade unions must not cave in to the conciliatory
measures taken by the management side.
労働組合の長たる者は、経営側が提案した懐柔策に屈してはならない。
【ネイティブスピーカーの発音】
【だいじな表現】
・trade union 労働組合
・conciliatory measures 懐柔策
・management side 経営側
【中学英文法によるかいせつ】
この文を分解して、それぞれを訳すと、こんな感じになります(↓)
① leaderは、lead(導く)人、つまり「リーダー・指導者」などの意味です。ここでは、指導的立場にいる者という意味で「長たる者」と訳しています。
また、leaderは「目玉商品(loss leader)」の意味で使われることもあります。
leaderと綴りが似た単語にreaderがあります。これは、「読者・読書家」の意味です。また、readerには「読み取り機・読み取り機能」の意味もあります。
なお、leadership「リーダーシップ」と綴りがよく似た言葉にreadershipがあります。これは、「読者層・読者数」という意味です。
trade unionは、「労働組合」。経営陣と交渉する当事者です。
労働組合を表す言葉としては、trade unionのほか、labor unionなどがあります。
must notは、助動詞mustに否定のnotが続いた形で、禁止を表しますので
「~してはならない」「~するな」となります。
cave in to~は、「~に屈する」。give in to〜, yield to〜も同じ意味です。
caveは「洞窟・洞穴(どうくつ・ほらあな)」の意味です。
② conciliatory は「懐柔的な・融和的な」という意味です。
「懐柔する」という動詞は、conciliateとなります。placate(「なだめる」)にも同様の意味があります。
懐柔とは、表向きは相手に取り入ったふりをして、自分の思う通りに行動させようとすることです。
measuresは、もともと大きさや量を示す表現ですが、ここでは「対策・方策・手段」などの意味です。ほかに、countermeasure,
means, stepなどがあります。
また、予防のための措置は、precautionが使われます。
例)safety precautions:安全(のための予防)対策
taken by~は、様々な意味がありますが、ここでは、「~によってもたらされた」というような意味です。
measure taken by~は、「~が講じた対策」という意味になります。
management sideは、「経営側」のことです。反対語はlabor side「労働者側」です。
経営側と労働者側(labor side)が交渉することは、団体交渉と言います。
一般的に「交渉」の英語表現には、negotiationが使われることが多いですが、団体交渉は、英語でcollective
bargainなどと言います。
【今日のまとめとおさらい】
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